コーニング、耐久性と耐擦傷性を向上させた「Gorilla Glass Victus」を発表

コーニングは、スマートフォン(スマホ)、ノートPC、タブレット、ウェアラブル向け強化ガラスブランド「Gorilla Glass」として、従来品や競合製品よりも耐落下性と耐擦傷性を向上させた「Corning Gorilla Glass Victus」を発表した。

• Gorilla Glass Victusのブランドイメージ (提供:コーニング)

同製品は、これまでのGorilla Glassで培ってきたノウハウを踏まえ、化学組成や合成手法などに新たな技術を投入することで、落下耐性と表面の傷がつく擦傷に対する耐性の両方を向上させることに成功したという。具体的には、2018年に発表した「Gorilla Glass 6」に比べて耐擦傷性が最大2倍(競合のアルミノシリケートガラス比では最大4倍)向上しつつ、固く粗い表面への耐落下性も最大2mまで向上させたという。

同社ではドロップタワーテスト、ヌープスクラッチテスト、リテインドストレングステスト、スラッパーテストなど各種の耐性試験を実施。それぞれに対し、従来/競合品比で耐性が高いことを確認したとしている。

• ヌープスクラッチテストの様子 (提供:コーニング)

• リテインドストレングステストの様子 (提供:コーニング)

なお、これまでGorilla Glassはナンバリングが採用されてきたが、今回、ナンバリングを外した理由について同社は説明を行っていない。