電通国際情報サービス(以下、ISID)は、オフィススペースの予約管理や入退室や空調や照明システムを統合的にスマートフォンやタブレットで管理できるスマートオフィス・ビルディング管理ソリューション「wecrew(ウィクルー)」の開発を発表、2020年夏に提供を目指す。

  • Space Hub/Security Hub、Facility Hubの連携図(同社資料より)

    「Space Hub/Security Hub/ Facility Hubの連携図

会議室やオフィスの予約機能、それらと連動したタブレット端末やスマートフォンでの管理機能、社員証やICカードによる本人認証機能と入退出機能を持つ「Space Hub/Security Hub」。そして、スペースの利用状況に応じた空調や照明設備の自動制御機能とタブレット端末やスマートフォンを使っての制御機能を提供する「Facility Hub」で、これら2つの機能を「Microsoft Azure」上で稼働させる。

  • ダイダンと共同で開発したクラウド型設備制御ビル管理ソリューション「REMOVIS」(公式Webサイト)

    ダイダンと共同で開発したクラウド型設備制御ビル管理ソリューション「REMOVIS」(公式Webサイト)

同プラットフォームは、同社が開発した会議室管理ソリューション「スマート会議」とダイダンと共同で開発したクラウド型設備制御ビル管理ソリューション「REMOVIS」を組み合わせた「スマートスペースプラットフォーム」がベースになっており、システム連携やスマートフォンアプリで管理機能などを追加し開発が進められる。 "wecrew"は、「乗組員」を意味するクルーから名付けられており、多様化するオフィス空間で各々の役割を果たし目的に向かっていく未来のオフィスの実現を目指している。