東芝デジタルソリューションズは17日、文書や応対履歴からのFAQ作成をAI技術でサポートする「RECAIUS ナレッジエディタ」と、AIが的確に知識を検索する「RECAIUS ナレッジプラットフォーム」を機能強化したことを発表した。

  • 「RECAIUS ナレッジエディタ」と「RECAIUS ナレッジプラットフォーム」の利用例

    「RECAIUS ナレッジエディタ」と「RECAIUS ナレッジプラットフォーム」の利用例

「RECAIUS ナレッジエディタ」は、FAQ作成を、AI・テキスト解析技術を用いて省力化するクラウドサービス（SaaS）。

今回の機能強化により、コンタクトセンターでの会話形式の応対履歴の中から、質問部分を自動抽出する機能が追加された。これにより、質問グループから「お電話ありがとうございます」などのFAQ作成とは直接関係しないあいさつ文などが自動で取り除かれ、FAQ作成がさらに省力化されるという。

  • RECAIUS ナレッジエディタの機能概要

    RECAIUS ナレッジエディタの機能概要

また、「RECAIUS ナレッジプラットフォーム」は、レポートやマニュアルなどのテキストデータ、センサなどの数値データの履歴を文脈も含めてシステムが記憶し、同様の状況に遭遇した時に類似した事例を提示するオンプレミス型のソフトウェア（API）。

今回の機能強化では、テキストをどう分類するかをAIで学習し、その結果を用いて文書を分類する「文書分類機能」が追加されたほか、既存のテキスト解析機能（テキストから特徴的要素を抽出する機能）を確認できるアプリケーション「機能確認ポータル」が新たに搭載されたということだ。

  • RECAIUS ナレッジプラットフォームの機能概要

    RECAIUS ナレッジプラットフォームの機能概要