NTTコミュニケ―ションズ(NTT Com)は3月26日、製造現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する「Smart Factory」の実現に向け、ブリヂストンとローカル5G共同実証実験を6月から開始すると発表した。

同実験では、ブリヂストンの工場敷地内において通信品質実験、大容量データ送受信実験などを行うことで、将来的なセンサー類のワイヤレス化や、高精細カメラによる高スキル者の技能分析など、製造現場のDXにおけるローカル5Gの活用領域を共同で検討する。

具体的には、4.5GHz帯および28GHz帯の実験試験局免許を取得し、NTT Comがブリヂストン技術センターおよび製造工場内にローカル5Gネットワークを構築することで製造現場のDXにおけるローカル5Gの可用性を検証する。

実験項目は、「電波伝搬試験(測定器・端末にて受信レベルを複数拠点で測定)」「通信性能試験(遅延やスループット性能を複数拠点で測定)」「ローカル5Gを利用した各種アプリケーション試験」の予定。

  • 実証実験の概要