NTTドコモは3月18日、第5世代移動通信方式(5G)を中心とした通信ネットワークからローカルネットワークまで、最適な通信環境の構築を提案する「ネットワークカスタマイゼーション」を3月25日より提供すると発表した。
同ソリューションはエリア調査から構築設計・導入支援までをサポートするネットワークの総合的なコンサルティングサービスで、複数のネットワークソリューションで構成されている。
サービス開始時点では、「ワイヤレスコンサルティング」「キャリー5G」「ローカル5G構築支援」「ドコモオープンイノベーションクラウド」という4つのメニューが用意されている。
「ワイヤレスコンサルティング」は、企業などのネットワーク全般に関する困りごとを聞き、ドコモの5Gだけでなく、LTEやWi-Fiなどの汎用ネットワーク技術も含めて提案を行う。
「キャリー5G」は、顧客の要望や電波状況調査などをもとに、専用の台車などに5Gの可搬型基地局を設置することで、希望のエリアで5Gを利用可能にするサービス。
「ローカル5G構築支援」は、5G無線伝送実験やパートナーとの協業、5Gプレサービスなど、電気通信事業者としての無線システム運用ノウハウを生かし、ローカル5Gのネットワーク構築を支援するサービス。
「ドコモオープンイノベーションクラウド」は、低遅延、高セキュリティなどMEC(Multi-access Edge Computing)の特徴を持つクラウドサービスで、ドコモ網内の設備にクラウド基盤を構築することで実現している。