サイバーエージェントと店舗用AIカメラソリューションを提供するAWL、北海道に基盤を持つドラッグストアー運営のサッポロドラッグストアーの3社は、店舗のデジタルトランスフォーメーションを推進する次世代OMO(Online Merges with Offline)対応プラットフォームの確立のための実証実験を行う業務提携契約を締結したことを3日、発表した。

  • AWL、サイバーエージェント、サッポロドラッグストアー提携イメージ画像(同社資料より)

実証実験のテーマというべき、"OMO"はIoTやキャッシュレス決済など先端技術を用いて実店舗の顧客体験向上、データ分析を活用した高速なPDCAなどオフライン/オンライン店舗を分け隔てずにデジタル技術を運用していく点を特徴としており、アマゾンやアリババなどのオンライン企業による実践でも注目されている。

今回の3社提携では、OMO分析運用プラットフォームの共同開発や外部への販売に加え、あわせ買いや高単価商材へのスイッチによる日販の向上、特定メーカー商材販売による販促費の獲得などが目的に挙げられており、実証実験では以下の内容が掲げられている。

1. OMO 分析運用プラットフォーム開発に向けたデータ収集、PDCA によるノウハウ蓄積
2. デジタルサイネージによる購買の行動変容
3. AI カメラや POS などで取得可能なデータを活用した販促施策
4. 自社アプリの販促メディア化と販促施策
5. デジタル広告を活用した店舗への集客最適化
  • 業務提携による実証実験の内容(同社資料より)

    AWL、業務提携による実証実験の内容(同社資料より)