東京エレクトロン デバイス(TED)は1月21日、三点測位技術に基づいた屋内測位ソリューションを簡単に構築できる「Cassiaロケーショニングキット with Azure」を開発し、同日より販売開始することを発表した。

  • 「Cassiaロケーショニングキット with Azure」のイメージ

    「Cassiaロケーショニングキット with Azure」のイメージ

同キットは、Cassia NetworksのCassia Bluetooth ルーターおよびクラウドベースの管理コンソールと低消費電力なBluetoothビーコンを組み合わせた、屋内測位ソリューション構築キット。

Bluetoothビーコンを装着した資産や人の位置情報をCassia Bluetoothルーターにより収集し、Microsoft Azure上で稼働する管理コンソール独自の測位アルゴリズムにより、マッピングと可視化を行う。

測位ツールやシステム開発を別途行う必要がなく、PoCから実運用システムまで幅広い用途への適用が可能だという。

長距離通信が特長のCassia Bluetoothルーターにより、ルーターの設置台数と設置作業工数を削減でき、約2年間稼働できるBluetoothビーコンにより、電池交換などの運用負荷とコストを軽減するという。

なお、「Cassiaロケーショニングキット with Azure」に含まれるのは、Bluetooth ルーター×4、Bluetooth ビーコン×5、E1000管理ツールライセンス(5年間)×1、Azure 利用料金(2万円分)、構築手順書、クラウドサービス申込書。提供価格は、29万8,000円(税別)。