NTTドコモとNTTデータは1月7日、AIを活用した電話業務を自動化するソリューションの提供を目指し、「AIを活用した電話応対業務の自動化に関する連携協定」を締結した。今後、業務における本ソリューションの有用性を検証する実証実験を行い、4月以降に企業や自治体へサービス提供開始を予定している。

今回の協定では、ドコモが提供する対話型AIサービス「ドコモAIエージェントAPI」とAWSが提供するクラウド上にコールセンターを構築できるサービス「Amazon Connect」を組み合わせて、開発したAIによる電話応対技術を、NTTデータが約3000社への「WinActor」および「WinDirector」の提供で導いた自動化ニーズのあるユースケースに適用するという。

  • ソリューションの利用イメージ

    ソリューションの利用イメージ

また、NTTデータが提供するRPAツール「WinActor」と連結させることで、パソコン操作を含めた電話業務を一貫してAIが代行するソリューションの提供を図る。

これにより、従来オペレーターが電話応対しながらパソコン操作をする、もしくはオペレーターが受け取った依頼を別の担当者に渡してパソコン処理をしているといった業務プロセスを一元的に自動化し、生産性を向上させることが可能になるという。