「プログラミングゼミ」<a href="https://programmingzemi.com/" target="_blank">公式サイト</a>

「プログラミングゼミ」公式サイト

ディー・エヌ・エー(DeNA)は5日、同社が提供する小学校向けプログラミング学習アプリ「プログラミングゼミ」において"スペース管理サービス"を追加、作品を保存しシェアできるクラウドサービスとして提供を開始した。

2017年にiOS、Android、Windows向けに公開した小学校向けプログラミング学習アプリ「プログラミングゼミ」を公開。タッチやマウスで操作できる日本語/英語に対応するソフトウェアは、ブロックベースの制御を積み重ねることで、かわいらしいキャラクターの動作をカンタンに設定。子どもにわかりやすい用語や音声で、次の動作をやさしく教えてくれる。

公式サイトにはその作品例も掲載されているが、ピアノの鍵盤やサンタクロースと雪だるま、クジラやマンタにカメ、一つ目小僧などなど、子どもが自由に描いたキャラクターとアイデアでオリジナルゲームを創り出している。"ゆきがっせん"や"たまごキャッチ"、"たこあげ"や"もぐらたたき"などゲームごとの詳細なガイドブックも用意されており、数多くのゲームを世に送り出す同社がやさしく解説する。

  • Windows版での「プログラミングゼミ」実行画面。動作画面に直接ブロックを配置し、右矢印アイコンで即座にプレビューできる

    Windows版での「プログラミングゼミ」実行画面。動作画面に直接ブロックを配置し、右矢印アイコンで即座にプレビューできる

今回、同社が提供する「スペース管理サービス」は、学校のクラス毎やプログラミング教室内など特定のユーザー間で"みんなの作品"を共有できるクラウド上で稼動するサービス。10人用で年間1000円、100人用で年間5000円で提供する。これまでは、特定のユーザー間での作品をシェアする機能が搭載されていなかったが、サービスを利用することで手軽にソフトウェアから利用できるようになる。なお、クラウド利用にあたり条例などの制約がある場合は、オンプレミスでの要望も受け付けている。

「プログラミングゼミ」は、神奈川県横浜市、東京都渋谷区、佐賀県武雄市を中心とした公立小学校の授業やイベントを通じ、これまでに累計5800人以上の活用授業が提供されている。同社は、今後も未来を担う子どもたちにプログラミングの楽しさを知ってもらうこと、2020年の小学校プログラミング教育必修化に向けて環境整備を進めることを述べている。