MS&ADインシュアランス グループ三井住友海上火災保険ならびにアクセンチュアは5月29日、ビッグデータや最新の分析アルゴリズムを活用することで、企業の抱えるリスクを可視化・最適化し、課題解決を図る新サービス「RisTech」の提供を開始すると発表した。

「RisTech」では、三井住友海上や提携先のデータサイエンティストが、自社で保有する事故データなどに加え、サービス提供先企業の保有するデータを含むさまざまな統計データを活用し、リスク分析やレポートの提供、リスクモデルの開発を行う。

  • 「RisTech」が対応するテーマ

データの活用としては、「工場・設備に不具合が生じたデータを活用することで、事故の予兆把握や最適なメンテナンス計画を策定する」「IoTセンサーを活用し、危険が伴う作業時にアラートを発して事故を削減したり、生体センサーを活用して、従業員の体調変化等を捕捉したりする」「火災保険などの引き受けにより蓄積された、建物の構造等の各種データと大規模地震発生時の被害想定データを組み合わせることにより、地域にとっての最適な避難ルート・連絡体制を見つけ出す」といったものがある。

今後は、MS&ADグループのリスク関連サービス事業を担うMS&ADインターリスク総研と連携し、「RisTech」により明らかになった課題への具体的なソリューションも提供していく。