アドビ システムズは3月6日、マルケトの日本法人が3月1日付でアドビ システムズに統合されたことを発表。マルケトの代表取締役社長であった福田康隆氏は、アドビ システムズの専務執行役員 マルケト事業統括に就任。マルケトの社員およそ100名もアドビ システムズの社員になっている。

米Adobeは昨年の9月、マーケティング・オートメーションソリューションを提供する米Marketo(以下マルケト)を、47億5,000万米ドル(約5320億円:1ドル112円として計算)で買収することを発表し、昨年10月に買収を完了した。

アドビ システムズ 代表取締役社長 日本及びAPAC(アジア太平洋地域)代表 ジェームズ マクリディ氏は「マルケトの買収はアドビにとって過去最高の案件だ。Adobe Experience Cloudのアナリティクス、パーソナライズ、コンテンツにMarketoの機能が加わることで、われわれがBtoC、BtoBの企業の中で大きなリーダーシップを果たしていくことを加速できる」と述べた。

  • アドビ システムズ 代表取締役社長 日本及びAPAC(アジア太平洋地域)代表 ジェームズ マクリディ氏

Marketoは、Marketo Engagement Platformとして、Adobe Experience Cloudに組み込まれるという。なお、Marketoが今後どういう方向で機能強化されていくかについては、今月の24-28日に米ラスベガスで開催されるイベント「Adobe Summit」で明らかにするとした。

  • MarketoはAdobe Experience Cloudに組み込まれる

Adobe Experience Cloudの日本のビジネスを統括するアドビ システムズ 専務執行役員 鈴木和典氏は、今回の統合について、「これまでの分析、コンテンツ管理、パーソナライズ、広告などに加え、Marketoのリード管理、Account Based Marketing機能をあわせて両社の顧客に提供することが可能になった。われわれは今後、国内のデジタルエクスペリエンス市場は年々拡大し、2021年まで毎年2桁成長が続くと見込んでいる。ただ、この分野は製品やサービスを提供するだけではビジネスを拡大できない。アドビは、180名を超える高度な経験と知識をもったプロフェッショナルサービス部隊を社内にもっており、デジタルトランスフォーメーションを企業と伴走しながら実現できるサポート体制を敷いている」と、Marketoにアドビのサービス部隊が加わることで、デジタルエクスペリエンスビジネスを拡大できるというメリットをアピールした。

  • アドビ システムズ 専務執行役員 鈴木和典氏

  • アドビ システムズ予測する国内のデジタルエクスペリエンス市場規模

また、アドビ システムズの専務執行役員 マルケト事業統括となった福田康隆氏は、「マルケトがアドビの一員となり、マーケテイングオートメーション領域だけではなく、より広い範囲でデジタルトランスフォーメーションを提供していけることをうれしく思う」と語った。

  • アドビ システムズの専務執行役員 マルケト事業統括(前マルケト 代表取締役社長)