JTB、シャープ、ゲンは3月5日、シャープのモバイル型ロボット「RoBoHoN」を活用した観光案内事業「ロボ旅・堺」において協業すると発表した。

「ロボ旅・堺」は、観光客に「ロボホン」を貸し出し、旅のガイドとして堺市内の観光を楽しんでもらう体験型サービス。利用者が公共交通機関などを利用して市内を散策すると、「ロボホン」が位置情報(GPS)に反応し、名所で観光案内をしてくれるほか、刃物、線香、和菓子など伝統産業の工房や店舗情報、歴史や文化に関する豆知識なども教えてくれる。

  • 「ロボ旅・堺」のイメージ

また、南宗寺など一部の観光名所では、「ロボホン」がストーリーテラー(語り部)として歴史などをより詳しく案内してくれる。移動中も時折「ロボホン」が利用者の名前を呼んで話しかけてきたり、写真撮影をしてくれたりするので、利用者は「ロボホン」とのコミュニケーションを楽しみながら、堺の歴史や文化をより深く知ることができる。

「ロボ旅・堺」は、JTBと堺市および堺観光コンベンション協会が、観光客の周遊促進や滞在時間拡大、多言語サービスの提供などの課題解決に資する観光サービス創出を目的に実施するもので、3月15日より、堺市内にて実証実験を開始する。