BOSS-CON JAPAN 代表理事 吉政忠志氏

BOSS-CON JAPANは11月9日、BOSS-CON JAPAN内の組織であるPHP技術者認定機構がCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)コアテクノロジー試験を2019年10月より開始すると発表した。

BOSS-CON JAPANの代表理事を務める吉政忠志氏は、同試験を実施する背景について、「世界のWebサイトの約半数がCMSを採用するようになったが、ほぼすべてが独学のエンジニアに依存する状態になっており、体系立てて学べる場も学習のメジャメントも少ない状況にある。CMSを安全かつ効果的に使ってもらうために、CMSコアテクノロジー試験を立ち上げることにした」と語る。

パイプライン 代表取締役 濱田康貴氏

試験問題作成および教材執筆はパイプライン 代表取締役の濱田康貴氏とリトルビッツ ファウンダーCEOの津村彰氏が担当する。濱田氏は、同試験では「Webサイトのコンテンツを作る人、デザインをする人、エンジニアに向けて、CMSの普遍的役割を再定義し、昨今の実装方法についての概念を示そうとしている」と説明する。

概念フェーズについては「CMSは何をもたらすのか」「CMSは何を変えたか」「CMSの歴史と背景」について、表現フェーズについては「デザイン(HTML/CSS/JS)」「レスポンシブデザイン(スマートフォン対応)」「AMP(高速なコンテンツ配信)」など、実装フェーズについては「プログラミング言語とフレームワーク」「データベースとファイルの管理」「CDN」などをカバーしている。

同試験の受験料金は1万円(税別)、試験センターは全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター、設問数は40問で70%正解すると合格となる。

  • CMSの普遍的価値の再定義