サントリービバレッジソリューションは7月5日、ぐるなびと共同で、自販機の法人向け新サービス「宅弁」を東京都中央区、港区、千代田区、品川から開始すると発表した。

同サービスは、職場に設置された専用の自販機で、飲料の購入と同じ方法で、ぐるなびがコーディネートする職場近隣のレストランが作る宅配弁当を注文できるもの。注文後、レストランから作りたての宅配弁当が職場に届けられる。

朝8時から10時までに自販機のボタンを押して注文すると、当日12時までにお弁当が届く。価格は700円(税込)注文時に出てくるコインを使えば、飲み物が10円引きで購入できる。メニューは1日1品の日替わりのみとなっており、月曜から金曜まで提供レストランが替わる。

  • 「宅弁」仕様の自販機

  • 「宅弁」メニューのイメージ

同サービスは、配達先が店舗近隣の企業であること、配達時間や配達場所が決まっていること、決済不要で迅速に配達できることから、ランチタイム前に配達を完了して店舗に戻ることが可能なビジネスモデルになっているため、配達要員の確保や配達コストなどの追加投資をかけずにデリバリー市場に参入が可能だという。