Microsoftは16日(現地時間)、「Windows Template Studio」をGitHub上で公開した。公式ブログによると、Windows Template Studioは、ウィザードを利用してUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションに必要なフレームワークや機能導入を容易に実現する開発者支援ツールである。

「Windows Template Studio」によるウィザード画面

開発者はUWPアプリケーションを開発する際、プロジェクトタイプとして標準レイアウトもしくは定義済みコントロールを選択し、次にフレームワークとして社内、サードパーティ用のいずれかを選ぶ。続いて作成するUWPアプリケーションに適したページレイアウトを選択して、最後にバックグラウンドタスクなどUWPアプリケーションに組み込む機能をワンクリックで選択する。

拡張機能を有効にすると「Visual C#」に「Windows Universal」が加わり、「Windows Template Studio」が選択可能になる

UWPアプリケーションに必要な機能やページを選択していく

後はVisual Studio 2017上でビルドすれば、UWPアプリケーションのひな形が完成する

Windows Template Studioを利用するには、Visual Studio 2017およびWindows 10 Creators Update SDKが必要。また、Visual Studio拡張機能は現時点でプレリリースのため、Pre-release版かNightly版用フィードを拡張機能ギャラリーに追加しなければならない。Microsoftは今後6週間を目安にWindows Template Studioを更新していく。

Visual Studio 2017のオプションダイアログから、Windows Template Studio用フィードを追加する

「機能拡張と更新プログラム」でWindows Template Studioをインストールする

Visual Studio 2017を1度終了すると、拡張機能のインストールが可能になる

阿久津良和(Cactus)