トランスコスモスと、子会社のLeonis & Co.は、LINEのチャットbot・電子チケット・EC を連携させたエンターテイメント・イベント向けコミュニケーションプラットフォームを構築し、販売を開始すると発表した。第一弾として、サンリオへ導入し、2017年2月中に運用を開始する。

サービス提供イメージ

同コミュニケーションプラットフォームは、トランスコスモスの統合型ECプラットフォーム「transcosmos eCommerce HUB」(以下:eCommerce HUB)と、レオニスが提供する低コストで簡単に導入できる電子チケット発券システム「Quick Ticket」のLINEでの受け取り機能を連携させたサービス。ECサイト上での電子チケットの販売から、LINEによるチケット発券までが可能となっている。また、トランスコスモスが日本において独占販売するbot構築・運用管理プラットフォーム「Reply.ai」、トランスコスモスのチャット運用オペレーターによる有人対応を組み合わせることにより、電子チケットの購入・発券からコンテンツ配信、入場前後のコミュニケーションまでワンストップで提供することが可能になるという。

同サービスにより電子チケットをLINEで発券することで、従来よりも利便性を高めるとともに、チケット購入を起点とした自社ファンとのLINE 通した親密度の高いコミュニケーションを可能にしたり、入場前後、施設内外でのコンテンツの配信による顧客体験を提供したりすることができるようになる。

また、チケット販売時にグッズを紹介したり、入場時に店舗で使えるクーポンを配信したり、再購買を促進する継続的なコミュニケーションを行ったりと、リアルタイムでの商品購入プロセスに基づいた、より精度の高いOne to Oneマーケティングが実現できるということだ。また現場では、スマホに押印するだけでモギリができる「Quick Ticket」の電子スタンプ技術により、専用の入場設備を用意することなく、紙チケットと同じ現場オペレーションで運用ができるという。

同サービス導入の第一弾として、2月中にサンリオピューロランドで「ハローキティと会話できるオンラインチケット」の運用が開始される。サンリオの公式ECサイトであるサンリオオンラインショップにてサンリオピューロランドの電子チケットを購入すると、サンリオのLINE公式アカウントから電子チケットと、ハローキティからのお礼メッセージが届き、入館後にも館内案内やグッズ紹介を利用できるなど、電子チケットを起点としたサンリオピューロランド内外でのコミュニケーションができるようになるということだ。