IDCフロンティア(IDCF)は10月9日、社員の健康増進を目的としたプログラムや中途採用制度を導入し、社員の健康を運動や休息面からサポートすることでサービス品質の向上を目指すことを発表した。

具体的なプログラムや採用制度として、同社は5つの内容を提示している。

1つめは、「拠点間踏破ウォーキングプログラムの実施」。IDCF本社のある東京と西日本の最大拠点である北九州データセンター間の距離にちなみ、10月1日から2016年2月末までの5カ月間で約1,030km相当の歩行踏破を目標としたプログラムを実施するという。業務時間内にこだわらずプライベートも対象としており、スマートフォンのアプリを利用した歩数計測や、目標達成者への旅行やテーマパークチケットなどのインセンティブも取り入れることで多くの社員の参加を促すほか、上級者には東京-沖縄間の約1,555kmや初級者向けの400kmコースも用意している。

2つめは、「自転車通勤のトライアル実施」。電車やバスなど公共交通機関での通勤が主となる本社勤務の社員を対象に、自転車での通勤をトライアルで実施しており、本社敷地内に専用の駐輪エリアも設け、自転車を利用することで身体への過度な負荷を抑えながら、通勤時間を有酸素運動に充てて継続をしていくことを目的としている。

3つめは、「フルチャージ入社制度の継続」。中途採用のエンジニアやデザイナーを対象に、入社日から1カ月間の特別有給休暇の取得と、試用期間満了後に100万円を支給する「フルチャージ入社制度」を5月1日より導入しており、入社日から休暇を1カ月間付与することで、心身の十分なリフレッシュと新たな業務へスムーズに移行できる準備期間として活用してもらうことを目的としている。なお、同制度を利用して入社している社員の勤務状況も良好なことから、制度の実施期間を当初の9月末から2016年3月31日まで延長をしている。

4つめは、「繰り上げ出勤者を対象にした朝食費補助プログラムの導入」。8:30までの繰り上げ出勤者を対象にオフィスで朝食を摂ることを薦め、毎日500円の朝食費を会社が補助する「アーリーバードプログラム」を導入している。

5つめは、「KENKO企業会への参加」。テルモなど14社が設立メンバーとなり、社員の健康増進に取り組むために6月22日に設立された「KENKO企業会」にIDCFも新たに参加し、会員各企業がボランティアベースで各社の健康管理プログラムの共有や新たな企画の発案などを行う中、IT企業ならではの社員の健康に関する課題や維持に関するノウハウなどを共有し、メンバー各社の社員と家族をあわせて30万人のバーチャル健康コミュニティの中での効果的な施策を検討していくとしている。