サイオステクノロジーの子会社である、キーポート・ソリューションズ(KPS)は8月6日に、社員のモチベーションと組織の生産性向上を目的としたモチベーション・マネジメントシステム「Willysm(ウィリズム)」を提供開始した。

「Willysm」画面イメージ

「Willysm」は、仕事に対する自分の気持ちを3つの色で表し記録することで、自分だけでなく所属する組織の気持ちを「Willmap」により可視化し、数値化することができるという。

「Willysm」利用イメージ

同システムを通じて自分自身の気持ちの変化を把握することは、セルフモチベートの機会となり、組織の管理者は、組織を構成する個々の気持ちの状態を遠隔地勤務の人も含めて日々理解・把握するができる。

「Willmap」指標は受注、売上、生産、稼働率等の業績指標と対比させることも可能で、これにより人材リソースに潜在するリスクを事前に把握することができ、組織運営の効率性、生産性を高める手段とすることもできる。

組織の生産性向上に役立てる分析例

また、一日を通じて小さくても感謝、幸福、幸運を感じることが個人の意識をポジティブな思考に変えていくという実験結果から、その気持ちを入力するコメント欄の機能が用意され、月単位のカレンダー形式で一覧できるほか、オプションとして同僚に感謝の気持ちを伝えることができるメッセージ・プレゼント機能も用意されているという。

同システムはクラウド、オンプレミスのいずれかで提供され、提供価格は1ユーザーあたり標準的なプランで月額200円からとなっている。試験的導入を検討の利用者向けに30日間・10ユーザーまで無料のトライアルプランも提供している。

また同社は、2015年12月より施行される「平成26年6月25日に公布された労働安全衛生法の一部を改正する法律」に基づく、ストレスチェックと面接指導の実施等を義務づける制度に準拠したアップデート版を11月に追加リリースする予定としている。