ソフトバンク・テクノロジー(SBT)は9月30日、新日本製薬の運営するWebサイトにおいて、アドビ システムズ(アドビ)の提供する「Adobe Analytics」と「Adobe Target」、SBTのWebコンサルティングサービス「SIGNAL」が採用されたことを発表した。

新日本製薬は、美容や健康、医療領域をトータルでサポートする事業を展開し、独自の販路を持つメーカー。化粧品や機能性食品、医薬品などの自社開発商品を、通信販売などさまざまなチャネルを通じてダイレクトに提供する。

同社は、今回、オンラインチャネルの強化に向け、Webサイトの現状把握と顧客行動分析を目的としたソリューションの導入を検討。多くの企業への導入実績があることや、高い品質と安定性が備わっていることから、アドビ製品の導入を決定したという。

新日本製薬が導入した「Adobe Analytics」は複数チャネルに跨った顧客行動をリアルタイムに分析できる製品、また、「Adobe Target」はコンテンツを最適化してコンバージョン率を向上する製品となる。両製品と同社のプライベートDMP(Data Management Platform)を組み合わせることで、サイト顧客のID統合や購買傾向の把握を実現する。

また、SBTのWebコンサルティングサービス「SIGNAL」は、データ分析やKPI策定などのWebサイト最適化に向けたトータルサービスを提供するもの。同サービスを採用した理由は、専門のコンサルタントによるレポートやサポートにあるという。

「SIGNAL」概要

新日本製薬は今後、SBTから継続的にアドバイスを受け、ノウハウや知識の社内共有を進める予定。最終的には、データ分析・最適化に伴う一連作業の対応が可能な体制を、社内に構築することを目指す。