TalendとNTTデータ イントラマート(イントラマート)は8月20日、販売代理店契約を締結したことを発表した。これにより、イントラマートは、Talendが提供するデータ連携製品「Talend Enterprise Data Integration」と、メッセージ連携製品「Talend ESB」の販売を開始し、初年度の販売数50社を目指す。

「Talend Enterprise Data Integration」は、基幹システムや部門サーバなどに散在する各種システムのデータを集約し、項目や形式などを統一するデータクレンジングや、重複削除、集計などのデータ加工を行うことで、膨大なデータを統合する製品。社内に分散した情報を集約することで、BIツール用分析のデータマート作成やデータ連携基盤(EAI)として利用が可能となる。一方で「Talend ESB」は、外部システム等からの情報によりデータ連携や加工を行う機能を備えた製品だ。

TalendとNTTデータ イントラマートの連携イメージ

これら製品の販売に着手するイントラマートは、Webシステム構築のための商用フレームワーク製品「intra-mart」の開発と販売を行う企業で、「intra-mart」は、JavaEEフレームワークをベースに、ワークフロー・BPM/ポータル/アクセスセキュリティ/モバイル/マルチテナントなど豊富な業務コンポーネントを組み合わせながら、短期かつ低コストでWebアプリケーションを構築できるシステム基盤だ。

今回の連携で、Talendの製品と「intra-mart」を組み合わせて展開することが可能となり、ERPなどの複数の既存システムや様々なアプリケーション、データソースの統合のほか、企業のコアコンピタンスとなるビジネスプロセスを短期間に構築することができるという。