NTTドコモは5月13日、同社のサービス基盤であるコールセンターや代理店支援業務、通信ネットワークの建設・保守等の業務を包括的に行う新会社「ドコモCS」を今年7月1日付けで設立すると発表した。

これは同社のサービスにおいて顧客や販売代理店向けにワンストップで対応し、各オペレーション業務を包括的に実施するための事業再編を目的としたもの。

これに伴い、現在ドコモ・サービス、ドコモエンジニアリングなど全国26社の機能分担子会社で対応している業務を、全国9社のドコモCSを含む13社体制に移行。各社の契約社員など約800名を正社員に採用し、ドコモCSなどにおいてスペシャリストとして専門スキルを向上させることで、対応力強化を図るとしている。

同時に、NTTドコモ社内においても新たな組織が設置される。現行の「研究開発センター」を「R&Dイノベーション本部」とし、「R&D戦略部」「サービスイノベーション部」を設けてR&D全体戦略や研究開発に関わる企画管理、新サービスの創出や技術支援関連の業務を行う。

また、新サービスやiモード・spモードの開発や技術支援等を行う「サービスデザイン部」、顧客対応関連の企画・運営支援等を行う「フロント支援部」などが設置される。