エルテスはこのほど、Web上の批判が企業活動へ与える影響に関するインターネット調査の結果を発表した。

同調査は2014年3月11日~3月12日に実施され、有効回答数は705。調査は「人材採用(就活)に与える影響」「住宅購入者へ与える影響」「株式投資に与える影響」「病院選択に与える影響」の4ジャンルにわけて行われている。

発表によると、人材採用への影響について、企業名検索の際に「ブラック」や「パワハラ」などの批判的な内容が表示されたらどうするかを尋ねた質問では、新卒で3人に1人以上、中途採用で2人に1人以上が応募そのものを止めてしまうと答えている。

求人募集をしている企業名を検索した際に「ブラック」や「パワハラ」といったネガティブなキーワードや、ネガティブな内容を含むWebサイトが表示されていたらどうしますか?(発表資料より)

また、「不動産業界への影響」について、不動産販売企業の批判的な情報が表示されたらどうするかを尋ねた質問では、約4人に1人以上が、その企業との接触を回避すると回答している。

不動産購入を検討している際に、Web上で販売元企業のネガティブな情報が出てきたらどうしますか?(発表資料より)

「医療・美容業界への影響」について、医療機関を検索している際に批判的な情報が表示された場合の対応を尋ねた質問では、特に29歳以下の若い世代で、「通院検討を止める」「他の病院・クリニックを探す」といった回答が多くなっている。

病院や美容クリニックを探している際に、Web上にネガティブな情報が出てきたらどうしますか?(発表資料より)

調査結果の詳細は同社のWebサイトから閲覧することができる。