米Googleは2月11日(現地時間)、企業向け検索アプライアンス最新盤「Google Search Appliance 7.2」の一般提供(GA)を発表した。ユニバーサル検索の強化やカテゴリ化支援機能の強化などが行われている。

Google Search Appliance(GSA)はエンタープライズ向けの検索製品。ソフトウェアとハードウェアが一体化したアプライアンスとして提供され、企業や組織において社内のコンテンツを高速に検索できる。

7.2では、2012年に提供を開始した7.0で導入した「Entity Recognition」機能を強化した。Entity Recognitionは非構造コンテンツの日付、作成者、製品名などの属性をドキュメントから抽出してカテゴリ化を支援する機能。7.2ではインデックス化をスタートする前にテストや調整が可能になった。

ユニバーサル検索機能も強化されている。さまざまなデータソースをGSAにリンクしてコンテンツをインデックスすることで、ファイルの格納場所に関係なく単一の検索ボックスから検索できる「Connectors」コンポーネントを改善し、フレームワークに拡張性を持たせた。これにより、顧客やパートナー企業はカスタムコネクタを容易に開発できるという。

Google Search Appliance(GSA)

これらに加え、管理コンソールも再設計し、言語サポートの強化や高度なソート機能が加わったという。

最新版はGoogleのEnterprise Support Portalよりアップグレードできる。