NTTコミュニケーションズは9月5日、OCNメールやニュース、検索・辞書機能などへのアクセスを容易にするサポートサービス「OCNツールバー」のフィッシング詐欺対策機能を強化した。OCNツールバーは、OCNのWebページから無料でダウンロードできる。

今回の機能強化は、巧妙化するフィッシング詐欺対策の一環。同社によると、OCNからのお知らせなどを装ったメールを大量送信して偽装サイトに誘導するフィッシング詐欺が、相次いで確認されているという。

OCNツールバーは、フィッシング詐欺による偽装サイトにアクセスしようとした際にポップアップを表示して警告を促す機能を備えているが、今回その警告対象が拡大された。従来はOCNもしくはNTTコミュニケーションズを偽装したWebサイトのみが警告対象だったのに対し、今後は銀行やカード会社を装うものなど、フィッシング詐欺の可能性がある偽装Webサイト全般が対象となる。なお警告の表示は、フィッシングURL共有団体が提供する情報をもとに実施されるとのこと。

フィッシング詐欺サイト警告機能のイメージ

また、OCNを装うフィッシング詐欺サイトについては、より迅速にURL情報を反映できるため、危険性がさらに低減されるという。

OCNを装ったフィッシング詐欺サイトのURL情報の流れ