産業能率大学スポーツマネジメント研究所は8月21日、ロンドン五輪の閉幕後に、日本代表全選手や視聴した結果の評価などに関する調査の結果を発表した。

産業能率大学は五輪前にも全選手の認知や期待などを尋ねる調査を実施しており、五輪前後の調査との比較を分析した。五輪前調査は7月17日から20日までの4日間で2万人を対象に実施、五輪後調査はこの2万人を追跡する形で1,000人を対象に実施した。

五輪後調査の評価をもとに算出した選手に対する「感動度」は卓球の福原愛選手がトップ、同じく卓球の石川佳純選手が僅差で2位にランクインしている。

五輪前の期待と五輪後の感動の差を基に算出した「びっくり度」のトップはレスリングの小原日登美選手、これに柔道の松本薫選手、競泳の鈴木聡美選手と続く。同様に感動を期待で割って評価の"うなぎ登り"の度合いを算出した「ブレイク度」はトップが、レスリングの米満達弘選手だった。

「ロンドン五輪の選手と競技に関する調査」(選手) 資料:産業能率大学

競技に関しては、「感動度」は卓球女子が1位、これにバレーボール女子、サッカー女子が続き、女子の団体競技が上位を占めている。

卓球女子は「びっくり度」でも1位を獲得しており、「ブレイク度」はボクシング男子がトップだった。「観戦率」、「五輪以外でも見たい競技」ではいずれもサッカー女子が1位だった。

「ロンドン五輪の選手と競技に関する調査」(競技) 資料:産業能率大学

東京五輪招致に賛成かを尋ねたところ、賛成(当てはまる+まあまあ当てはまる)は46.1%。五輪の国内開催(夏季・冬季問わず)については賛成は47.9%という結果だった。