PFUは、業務用A4コンパクトイメージスキャナ「fiシリーズ」の新製品として、スキャンスピードを従来製品比で最大約1.5倍に高速化した「fi-6140Z」、「fi-6130Z」、「fi-6240Z」、「fi-6230Z」を12月5日より販売すると発表した。出荷開始は12月6日を予定している。

「fi-6140Z」、「fi-6130Z」は、ADFタイプのスキャナで、「fi-6140Z」は最大毎分60枚(両面で120面)、「fi-6130Z」は最大毎分40枚(両面で80面)のスキャンが可能。価格はそれぞれ18万円(税別)と12万円(税別)。

「fi-6140Z」

「fi-6130Z」

一方、「fi-6240Z」、「fi-6230Z」は、「fi-6140Z」、「fi-6130Z」にフラッドベッドスキャナを付加したモデル。価格はそれぞれ28万円(税別)と18万円(税別)となっている。

「fi-6240Z」

「fi-6230Z」

新製品では、基板の見直しによって、カラーA4、200dpi時の読み取り速度を従来製品比で最大約1.5倍にしたほか、両面スキャンによりA3サイズ(片面)の読み取りを可能にする「A3 キャリアシート」を標準添付する。なお、「A3 キャリアシート」は、A4サイズまでの書類等と混載させた読み取りが可能。

また、原稿の重送を確実に検出する一方で、写真や付箋紙などが貼られた原稿はそのままスキャンできる「インテリジェントマルチフィード機能」や原稿送りの異常を検知し給紙を停止する「原稿破損防止機能」を備えている。

「インテリジェントマルチフィード機能」

「原稿破損防止機能」

そのほか、イメージスキャナとネットワークスキャナの導入、運用を一括管理する「集中管理機能」 (Scanner Central Admin)を新たに搭載し、イメージスキャナを接続したPCのドライバ一括アップデート、稼働状況の監視ができるようになった。

また、自動仕分け関連機能を強化した「ScandAll PRO V2」も添付され、バーコードまたは仕分け専用コードを印刷したシートを使った自動仕分け関連の機能を強化している。なお、「fi-6240Z」、「fi-6140Z」の「ScandAll PRO V2」はPremium版で、こちらでは、「2次元コード」を使った仕分けにも対応する。

仕分け機能

いずれも、光学解像度は600dpi、インタフェースはUSB 2.0、ADFの最大搭載量は50枚。なお、「fi-6140Z」、「fi-6240Z」はUltra SCSIインタフェースも搭載する。

外形寸法/重量は、「fi-6140Z」と「fi-6130Z」がW301×D160×H158mm/4.2kg、「fi-6240Z」と「fi-6230Z」がW301×D567×H229mm/8.8kg。