電通は10月28日、郵便事業株式会社(日本郵便)と連携し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を活用した郵便サービス「Postman(ポストマン)」を、11月15日より開始すると発表した。実際の販売業務は、電通と日本郵便の共同出資会社であるJPメディアダイレクトが行う。

Postmanは、FacebookなどのSNSを利用し、住所が分からない友人や知人に対しても、グリーティングカードや年賀状を郵送できるサービス。受け手も、送り手に住所を知られることなく受けとることができる。

ネットでのつながりを活用した新しいコミュニケーションのかたちを表現したシンボルキャラクター

サービスは、公開当初はFacebookアプリとして提供される。送り手は、まずカードの種類や文面を作成し、送り先となる相手を選ぶ。すると、受け手のFacebookページにお知らせが表示され、受け取りを了承する場合には届け先となる住所や本名を入力する。お互いに住所をやり取りすることなくカードが、送られるようになっている。

サービス画面イメージ

なお、送り手の決済手段はクレジットカードのみで、受け手が受け取りを了承した時点で決済が完了する。また、相手の住所を知っている場合には、住所や名前を送り手が入力して郵送することもできる。

サービスの利用価格は、デザインの種類や国内・海外の宛先などによって異なり、国内宛の場合には年賀状が97円~、ポストカードが150円~、封筒入りシングルカードが270円~などとなっている。

サービス公開にあたって、11月15日~11月21日の期間にポストカード、シングルカード、二つ折りカードを無料で送ることができるキャンペーンが開催される。各カードの合計数が7000通に達した場合には、期間内でも終了の予定となっている。