Digital Inspiration: A Technology Blog on Software and Web Applications

最近ではプレゼンテーションデータをFlashプレーヤで再生できる形式でネットにアップロードしておくことが多い。こうしておけば後から誰でも資料にアクセスすることができるほか、動画共有サービスの提供しているアクセス統計機能などを使ってアクセス分析を実施できて便利。こうした場合に利用できるWebサービスがDigital InspirationにおいてPublish your PowerPoint Presentations to YouTubeのタイトルのもと紹介されている。紹介されているWebサービスはmyBrainshark

myBrainsharkはプレゼンテーションデータやドキュメント、画像、動画、音声データなどをアップロードしてFlashベースのプレゼンテーションデータへ変換するサービス。アップロードしたデータはそのままmyBrainsharkのサイトに掲載されるほか、ダウンロードしてほかのサービスにアップロードすることも可能。サポートされているデータ形式は次のとおり。

  • プレゼンテーション: .ppt、.pptx、.odpをサポート。最大ファイルアップロードは100MB。
  • ドキュメント: .ppt、.pptx、.doc、.docx、.pdf、.xls、xlsx、.odp、.odt、.ods、.txtをサポート。最大ファイルアップロードは100MB。
  • 画像: .jpg、.jpeg、.gif、.png、.bmpをサポート。最大ファイルアップロードは100MB。
  • 音声: .mp3をサポート。最大ファイルアップロードは100MB。
  • 動画: オリジナルサイズは720x540ピクセル。比率は4:3。最大ファイルアップロードは100MB。

サポートされているダウンロードデータ形式は次のとおり。

  • .mp4 - iPhone/iPad/iPod touch向け
  • .3gp - BlackBerry向け
  • .wmv - Windowsビデオ

ファイルを選択してアップロードを実施すると続けて変換処理も実施される。説明、タグ、カテゴリなどを入力。次のページでナレーションの追加。マイクが接続されているならマイク経由で、そうでない場合でも電話をかけることでナレーションの追加ができると説明がある。処理をスキップして次に進むことも可能

作成されたプレゼンテーション動画

共有リンクをクリックするとさまざまなソーシャルサービスへ共有をかけることができる

作成したプレゼンデータは動画データとしてダウンロード可能。.mp4、.3gp、.wmvがサポートされている

ダウンロードした動画をYouTubeにアップロードした例

プレゼンデータはそのままFlashデータとしてブログなどに組み込むことも可能

ほかのサービスと違い、myBrainsharkではアップロードの途中でデータに対してナレーションを追加できるという特徴がある。マイクがつながっている場合にはそのマイクからできるほか、別途音声データをアップロードしておいてバックグラウンドミュージックとして張り付けることも可能。また、単一のデータのみならず複数のデータをアップロードして、それらを結合して単一のプレゼンテーションFlashデータに変換できるという特徴もある。

myBrainsharkは無償版アカウントでも機能にほとんど制限がない。有料版にアップグレードするとプライベート版のプレゼン資料作成などができるようになる。無償版ではパブリックに公開されるデータしか作成できない。なお、myBrainsharkを利用するにはFlashプレーヤが必要。