Jeremy Ashkenas氏がRuby/Pythonライクな文法でJavaScriptを記述する、興味深い試みをおこなっている。同氏が開発した「CoffeeScript」と呼ばれる簡易言語は、"a little language that compiles into JavaScript"の名のとおり、コンパイルするとJavaScriptコードを出力するというものだ。Ruby製のコンパイラが用意されており、デベロッパはCoffeeScriptで書かれたファイルをコンパイラに通すことでJavaScriptコードを得られる。

CoffeeScriptで記述されたソースをコンパイルした結果。左側にCoffeeScript、右側にコンパイル後のJavaScriptが表示されている - Mini Overviewより引用

現在のバージョンは1月10日(米国時間)にリリースされた0.2.3で、The MIT Licenseのもとで公開されている。CoffeeScriptはまだアルファ版という位置づけであり、将来のバージョンで構文の変更がおこなわれる可能性があるので試用する際は注意されたい。本稿ではこのCoffeeScriptの導入手順/使い方を簡単に紹介する。