三井物産は、同社が現状保有する約1,000台の物理サーバを、今年の9月にリリースされたWindows Server 2008 R2の仮想化基盤であるHyper-Vを利用して、統合・集約していくと発表した。企業の基幹システムにおけるHyper-Vを活用した仮想化基盤導入では、国内最大規模だという。

同社にではこれにより、運用管理コストおよび消費電力の削減を図る。

10月末より本格稼働を順次開始し、来年11月を目途に約定管理や物流を含めた全社基幹システム基盤をHyper-V環境に移行していく予定だという。

本仮想化基盤の導入にあたっては、三井情報が三井物産のニーズに基づくシステム設計を行い、マイクロソフによる導入コンサルティングおよび技術情報提供のもと、三井情報のグループ会社でデータセンタ事業を展開するMKIネットワーク・ソリューションズが導入を実施する。

最終的に何台に統合するかは、運用状況を見ながら検討していくという。