ニワンゴは7日、同社が運営する動画投稿サイト「ニコニコ動画(ββ)」において実施した、「ネットと本についてのアンケート」の結果について公表した。これによると、国立国会図書館の蔵書の有料ネット配信が実現した場合、「利用したい」と回答したのは45.7%だった。
アンケートは、「ニコニコ動画(ββ)」のニコ割アンケートを利用して、10月6日22時30分に約200秒間実施し、7万9,123件の回答を得た。
これによると、書籍や雑誌・新聞・コミックなどの出版物をネットで購入するかについては、「よく買う」が21.8%、「たまに買う」が29.6%で、双方をあわせると、「購入する」層は51.4%となった。「まったく買わない」は26.5%、「ほとんど買わない」は18.6%で、双方をあわせた「購入しない」とする層は45.1%となり、「購入する」とする層が上回った。
携帯電話で購入して読むコミック、いわゆる「携帯コミック」を利用しているかについては、「まったく利用していない(69.5%)」が最も多く、「ほとんど利用していない(10.2%)」とあわせると、「利用しない」とする層が79.7%となり、全体の8割弱を占めた。一方、「よく利用している」は6.2%、「たまに利用している」は7.6%で、これをあわせた「利用する」層は13.8%となり、「利用しない」とする層が大幅に上回る結果となった。
携帯コミック以外の電子書籍については、「よく利用している」は6.7%、「たまに利用している」は8.3%で、「利用する」とする層は15.0%となり、携帯コミックの利用者の割合を上回った。「まったく利用していない」は68.3%、「ほとんど利用していない」は12.4%で、あわせて80.7%となり、利用しない層も携帯コミックの79.7%を上回った。
国立国会図書館という施設があるのを知っているかとの質問には、「知っている」が54.4%、「知らない」が45.6%で、半数近くが「知らない」と回答。年代別では、「知っている」と回答した割合は「30代」が67.8%、「知らない」と回答した割合は「10代」が56.5%でそれぞれ最も多く、「他の年代に比べやや抜きん出ている」(ニワンゴ)。
蔵書をデジタルデータ化し、有料でインターネット配信できるようにする国会図書館の構想に関し、実現した場合利用したいかについて尋ねたところ、「利用したい」は45.7%、「特に利用したくない」が21.3%だった。「どちらともいえない」も33.0%あった。年代別では、「利用したい」と回答した割合は「30代」が52.8%で最も多く、国会図書館の認知率と同様、30代の関心が高いことがうかがえた。
国会図書館のネット配信について「利用したい」と回答した人に対し、どのような用途で利用したいか質問したところ、「絶版本や、手に入りにくい本を読みたい」が77.7%と最も多く、次いで「レポートや仕事に使う資料をネットから参照したい」が43.5%、「ふだん購入する本の代わりに利用したい」が19.9%、「ふだん図書館などで借りる本の代わりに利用したい」が19.1%となった。
一方、「特に利用したくない」と回答した人に対し、利用したくない理由を聞くと、「無料でないと利用したくない」が51.8%と最も多く、次いで「デジタルデータより実物がよい」が34.3%、「利用する場面がなさそう」が31.8%、「本や雑誌などに興味が無い」が10.1%だった。年代別では、「無料でないと利用したくない」と回答した割合は「10代」(59.0%)が最も多かった。
「利用したい」「どちらともいえない」を選んだ人に、1冊につきどのぐらいの金額までならば利用したいかについて尋ねたところ、「100~300円程度」が42.1%で最も多く、「100円以下」(31.0%)、「300~500円程度」(16.4%)が続いた。