リクルートが運営するWebサイト「リクナビNEXT Teh総研」は9月3日、ゆとり世代と呼ばれる「20代前半」の若手エンジニアと30代前半の中堅エンジニアにおける「世代間のギャップ」に関する調査結果を発表した。同発表によると、両世代のエンジニアの半数以上がお互いのギャップを実感しているという。

今回の調査は、無作為に抽出した20代前半(20歳~24歳)の若手エンジニア150人と、30代前半(30歳~34歳)の中堅エンジニア150人の合わせて300人のエンジニアに対して行ったもの。

「お互いの仕事に対する考え方や取り組み方、また人間関係の付き合い方など仕事上におけるなんらかの違いやギャップを感じたことがあるか?」という問いに対し、若手52%、中堅58%が「ギャップはある」と回答している。

相手に対して感じるギャップ(複数回答) 資料:リクナビNEXT Teh総研

そのギャップの詳細について見てみると、若手エンジニアの第1位は「残業や休日出勤などの勤務時間に対する考え方」(37.2%)であるのに対し、中堅エンジニアの第1位は「仕事に対する基本的な取り組み姿勢」(52.9%)という結果になっている。

同発表では、「仕事の姿勢」、「勤務時間」、「人間関係」の面から具体的なギャップを紹介している。仕事の姿勢については、「効率的に仕事を進めたい若手」と「効率化するだけが仕事ではないと主張する中堅」という対立の構図によるギャップが多数を占め、仕事に対する責任感や技術屋としてのプロ意識に対する考え方の違いも大きいと、同サイトでは分析している。

勤務時間における最大のギャップは、「残業や休日出勤を当たり前と考えるか否か」であり、その根底には先の仕事に対する考え方にもあった「作業の効率化」に対する意識やプライベートな時間を大事にしたいと考える若手が増えている現実があるようだという。

人間関係においても、「自分の時間を大切にしたいから不必要な誘いは断りたい」と考える若手と、「飲み会も仕事のうえで重要な時間」ととらえる中堅のギャップが明らかになったとしている。また若手に対する言葉遣いや立ち居振る舞いに対して苦言を呈する中堅の意見も目立ったようだ。

ギャップを感じた人が話し合った結果 資料:リクナビNEXT Teh総研

また、両世代における容認できるギャップと容認できないギャップについても調査がが行われた。容認できるポイントは両世代ともに、「仕事の進め方」という意見が多かった一方、両世代ともに容認できないポイントとして最も多かったのが「普段の言葉遣いやあいさつ」だった。

ただし、「ギャップがある」と回答した165人(若手78人・中堅87人)に、「ギャップに関し、相手と話し合ったことがあるか?」と質問してみたところ、若手は20%、中堅は43%が「ある」と回答している。その話し合いの結果だが、中堅世代が一部「意見がかみ合わなかった」と回答した以外、両者ともお互いの意見を尊重したり、歩み寄ったりと前向きな結論を出せているようだ。