富士通IAサーバー事業部 河部本章事業部長

会見に参加した富士通IAサーバー事業部・河部本章事業部長は、「Windows Server 2008 R2によって、大規模システムへの適用拡大、既存市場の活性化、仮想化などによる新市場の掘り起こし、ローエンド市場への適用拡大などを期待している。サーバー未導入企業に対しては、Windows Server 2008 R2 Foundationによって参入を図っていく考え。当社では、2010年度に、海外500,000台、国内200,000台のIAサーバーの出荷計画を掲げているが、マイクロソフトとの協業強化によって、これを達成したい」などとした。

また、富士通では、今回のWindows Server 2008 R2の出荷にあわせて、サーバーの販売体制をさらに強化。マイクロソフトの認定技術者を、今後3年間で2,000人を増強し、現在の約2倍規模としていく考えを示した。

2010年度に、海外500,000台、国内200,000台のIAサーバーの出荷を計画

なお、最大16ノードの大規模クラスターに対応可能なデータセンター向けエディションとなるWindows Server 2008 R2 Datacenterは、ボリュームライセンス価格で463,000円(参考価格/税別)。実行可能な仮想インスタンス(仮想OS)は、無制限。

中小規模から大規模エンタープライズ向けの仮想化に最適化したWindows Server 2008 R2 Enterpriseは、ボリュームライセンスが参考価格454,000円(税別)、パッケージが25CAL付きで720,000円(税別)。実行可能な仮想インスタンスは4。

ファイル共有や安全なインターネット環境の実現、アプリケーション展開に最適なWindows Server 2008 R2 Standerdのボリュームライセンスは参考価格140,000円(税別)、パッケージは5CAL付きで参考価格188,000円(税別)。実行可能な仮想インスタンスは、1。

15人以下の中小企業向けに、ファイルとプリンタ共有、リモートアクセス、業務アプリケーションの実行基盤を提供するWindows Server 2008 R2 Foundationは、OEM経由での提供のみとなる。参考価格は非公表。

Itaniumプロセッサに対応し、信頼性、パフォーマンス、拡張性を実現するWindows Server 2008 R2 for Itanium-based Systemsは、ボリュームライセンスが参考価格463,000円(税別)、実行可能な仮想インスタンスは無制限。

Webサーバー専用OSとしてIIS 7.5を基盤にあらゆ組織で活用できるWindows Web Server 2008 R2が、ボリユームライセンスが参考価格77,500円(税別)、パッケージが85,800円(税別)となっている。

エディション 仮想インスタンス(仮想OS) ボリュームライセンス参考価格(税別) パッケージ参考価格(税別)
Windows Server 2008 R2 Datacenter
(基幹業務/データセンター向け)
無制限 463,000円 -
Windows Server 2008 R2 Enterprise
(中小規模から大規模エンタープライズ向け)
4 454,000円 720,000円(25CAL付き)
Windows Server 2008 R2 Standerd
(日常業務の効率化に理想的な機能とサービスを提供)
1 140,000円 188,000円(5CAL付き)
Windows Server 2008 R2 Foundation
(15人以下の中小企業向け)
- OEM経由のみ
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems
(大規模データベース/ミッションクリティカルシステム向け)
無制限 463,000円 -
Windows Web Server 2008 R2
(IIS 7.5ベースのWebサーバーOS)
- 77,500円 85,800円