既報の通り、7月20日、ボーランドが負荷テスト/ソフトウェア変更管理ツール4製品の最新バージョンを販売開始している。本稿では4製品の特長を簡単に見ていこう。
今回発売されたのは次の4製品だ。
- Borland SilkPerformer 2009
- Borland SilkTest 2009
- Borland SilkCentral TestManager 2009
- Borland StarTeam 2009
以下、順に見ていこう。
Borland SilkPerformer 2009
「Borland SilkPerformer 2009」は、エンタープライズ向けソフトウェア負荷テストツール。さまざまなテスト方法に対応しており、各種プロダクトとの連携も可能。最新プロダクトのキャッチアップも迅速だ。
新版の主な強化ポイントとしては次の2点が挙げられる。
- RIAサポートの強化
- Windowsルック&フィール向上
RIAサポートの強化では、「Flex/AMF3機能をフルサポート(AMF3のトラフィックをXMLで可視化)」、「セッション相互関係の自動化」といった対応が行われている。
また、Windowsルック&フィール向上という点では、「Windowsのドッキング機能」、「Windowsのテーマ機能」に新たに対応した。
Borland SilkTest 2009
「Borland SilkTest 2009」はソフトウェア機能テストツールになる。機能テストと回帰テストの自動化が可能で、GUIによるテストの記録や再生を実施できる。
新版では、次の2点が強化されている。
- Silk4J Open Agentの強化
- Action Recordの強化
Silk4J Open Agentの強化では、サポートブラウザにFirefox 3、IE 6/7/8が追加された。また、Action Recordでは、アプリケーションの操作をJavaソースコードとして生成する機能が搭載されている。
Borland SilkCentral TestManager 2009
「Borland SilkCentral TestManager 2009」はソフトウェアテスト管理ツールになる。
テスト工程における品質および生産性管理の機能を提供するもので、工程全般の作業をWebベースのUIから一元的に管理できる。
新版の強化ポイントは次のとおり。
- アジャイル開発環境のサポート強化
- 手動テストと自動テストのシームレスな変換
- VMware Lab Managerとの連携強化
アジャイル開発環境のサポート強化では、アジャイルプロジェクトテンプレートが提供されているほか、アジャイル管理ツール「Version One」との統合などが行われている。
Borland StarTeam 2009
「Borland StarTeam 2009」はソフトウェア構成・変更管理ツールである。
集中型と分散型の双方のスタイルに対応できる点が大きな特長。プロジェクト管理からリポジトリ提供、コミュニケーション機能など、全体を支えるプラットフォームとして機能する。
新版の主な強化ポイントは次のとおり。
- 64ビットOSサポート
- 複数サーバ間における構成アイテムの連携強化
- 変更トラッキング機能の強化
- Webクライアントの刷新
64ビットOSのサポートにより、非同期I/Oが改善されたほか、使用可能なメモリ容量も引き上げられており、性能が向上している。また、Webクライアントの刷新や変更トラッキング機能の強化など、利便性に配慮した改善も行われている。
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いずれもの製品も、パーマネントライセンスと期間限定ライセンスの両方が提供されている。また、扱える端末を固定しないライセンス体系になっているなど、柔軟で扱いやすい点が好評を博している。
なお、ボーランドは同日、ITシステムの活用状況を客観的に分析するサービス「ALMバリュープロファイル」の提供も開始している。ALMバリュープロファイルは、2008年2月から世界的に提供されてきたサービス。日本でサービスを提供するには日本の文化や習慣に合わせる必要があり、準備期間がとられていた。半日から1日ほどで実施される最初のアセスメントサービスは無償で提供されており、お試し感覚で分析を受けることができる。