4月4日から八王子市夢美術館にて、昭和40年代のポスターや装幀、挿画などが展示される「氾濫するイメージ 反芸術以後の印刷メディアと美術 1960s’-1970s’」が行われる。

展示作品紹介

赤瀬川原平 「日本お伽月報2桃太郎」原画(1974年)

横尾忠則「A LA MASON DE M. CIVECAWA」(1965年)国立国際美術館蔵

昭和40年代、美術は時代に応じて前衛的な動向が注目され、それまでの「絵画」や「彫刻」を否定した「反芸術」が登場。やがて、視覚的なイメージの豊かさからはほど遠い、色彩や図像がおさえられた禁欲的な表現が広がる。このころ、イメージの主流というものは、「美術」よりもむしろ、出版やポスターなどのグラフィック表現や、マンガといったサブカルチャーにあった。それを支えたのが進歩した印刷技術と才能あふれる人々の存在。

本展では、昭和40年代に印刷メディアで華々しく展開した、あたかも氾濫するかのようなビジュアルイメージを通して、8人の作家の作品を展示するというもの。出品作家は、赤瀬川原平、粟津潔、宇野亜喜良、横尾忠則、木村恒久、タイガー立石、つげ義春、中村宏の8人。ポスターや装幀、挿画、版画をはじめとして、原画やオブジェなど600点を超える作品や資料で構成される。

粟津潔「文学座 おさい権三」(1973年)金沢21世紀美術館蔵

宇野亜喜良「ヤマナシ・ミニブック」(1967年)スパンアートギャラリー蔵

会場 八王子市夢美術館内
会期 4月4日(土)から5月17日(日)
開館 10時から19時まで(土曜は18時半)
休館 月曜
料金 500円(一般)、250円(学生)