Sun Microsystemsは15日(米国時間)、同社が買収した高い人気のオープンソースソフトウェアRDBMS MySQLの性能が向上していることをアピールした。また同日同社はMySQLストレージエンジンとしてInnoDB、Kickfire、PBXT、BrightHouseが認定されたことを発表している。同社の説明によれば、次期メジャーアップデート版へ向けた開発版のMySQL 5.1ですでに以前のバージョンと比較して15%の高性能化が確認されているという。

MySQL 5.1は大規模スケールエンタープライズアプリケーションとしてパフォーマンスの改善と管理の単純化が実現されるように設計されたバージョンでその登場が期待されている。5.1における注目のエンタープライズ機能は次のとおりだ。

  • テーブル/インデックスパーティショニング - 5つの水平データパーティショニング(レンジ、ハッシュ、キー、リスト、コンポージット)をサポート。テーブルとインデックスデータを分割することにとって高速なクエリレスポンスを実現
  • ローベースレプリケーション/ハイブリッドレプリケーションの導入
  • イベントスケジューラ導入による自動SQLベースタスクの実行機能
  • MySQLエンタープライズモニタにおけるアップグレードアドバイザの導入による管理の簡素化

MySQL 5.1はGPLで提供されるMySQL Community Server、商用サポートを購入するタイプのMySQL Enterprise Server、組み込み用途で使う商用ライセンスのMySQL Embedded Serverの3種類での提供が予定されている。提供されるプラットフォームはRed Hat Enterprise Linux、SuSE Enterprise Linux Server、Windows、Solaris 10、Mac OS X、FreeBSD、HP-UX、AIX、i5/OSそのほか各種Linuxディストリビューションなど。

Sunは1月16日(米国時間)、MySQLを約10億米ドルで買収合意に達したと発表。2月26日(米国時間)には買収完了を発表している。日本ではサン・マイクロシステムズによる日本語でのサポートや資料提供が発表されており、日本のデベロッパやユーザには朗報といえる。今後MySQLはSunの支援を得て、さらにエンタープライズ機能を強化していくことになるとみられる。