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測量士補は独学で勉強できる?おすすめの勉強法について解説!

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不動産系資格の中でも、比較的取得しやすいと言われている「測量士補」ですが「独学でも合格を目指せる?」と気になっている方も多いかもしれません。

本記事では「独学で測量士補を目指したい」「できるだけ効率よく学習したい」など、これから測量士補資格を取得したい方のために、おすすめの勉強法や過去問などもあわせて紹介していきます。

本記事を読めば、仕事と両立して資格取得を目指す方や、短時間で資格取得したい方も、よりスムーズに学習を進められるようになるでしょう。

測量士補の通信講座について紹介している内容とあわせて、ぜひ参考にしてください。

測量士補とは?

測量士補とは、測量の仕事を行っていく上で求められる国家資格です。

名称に「補」が付く通り、測量業者に従事する測量士が作成した計画に従って、測量を行う、つまり測量業者の行う測量において、測量士の補佐を行う技術者に求められる資格です。

測量士補になるには資格と登録免許が必要となり、登録申請後に国土地理院に備える名簿に登録を終えると「測量士補」と正式に名乗れます。

測量士補試験概要

測量士補試験は、受験者数が1万人を超える人気の資格であり、測量の仕事に携わっている方や、ステップアップの足掛かりとして受験される方が多い傾向にあります。

さらに、「土地家屋調査士」を目指す方にとっては、測量士補資格を保有している場合「午前試験を免除される」ため、大きなメリットになると言えるでしょう。

測量士補試験は、年齢・性別・学歴・実務経験などに関係なく、誰でも受験可能です。

試験は択一式で、出題数は計28問、1問当たり25点で「700点満点のうち450点以上」で合格となります。

以下、測量士試験の各専門科目に関連して、技術者として測量業務に従事する上で求められる一般知識(技術者倫理・測量の基準・基礎的数学・地理情報標準等)についても出題されるため、十分対策を取る必要があります。

 測量士補試験科目
①測量に関する法規
②多角測量
③汎地球測位システム測量
④水準測量
⑤地形測量
⑥写真測量
⑦地図編集
⑧応用測量

※なお、測量士補試験では計算機の使用が認められていない点は、注意が必要です。

測量士補は難しい?独学で合格できる?

測量士補試験の難易度はどれくらいなのでしょうか?

過去10年間における測量士補試験合格率」は、以下の通りとなっています。

実施年度 受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 12,556人 5,540人 44.1%
令和3年度 12,905人 4,490人 34.79%
令和2年度 10,361人 3,138人 30.29%
令和元年度 13,764人 4,924人 35.77%
平成30年度 13,569人 4,555人 33.57%
平成29年度 14,042人 6,639人 47.27%
平成28年度 13,278人 4,767人 35.90%
平成27年度 11,608人 3,251人 28.01%
平成26年度 11,118人 4,417人 39.73%
平成25年度 10,596人 2,248人 21.22%

測量士補試験は、全問マークシート形式で28問出題され、そのうち18問以上正解すれば合格となる「絶対評価」の試験であるため、合格者数が決まっている相対試験より合格しやすい試験と言えるでしょう。

その反面、どれだけ難しい問題が出題されても、合格点に届かなければ不合格という厳しさもあることから、合格率は20%~40%台とばらつきが見られます。

とはいえ、測量士補試験は過去問題の焼き直しが多く対策しやすい点から、独学でも十分合格を狙えると言えるでしょう。

独学のメリットは?

測量士補を独学で勉強するメリットは以下の通りです。

コスパを削減できる

独学の最大メリットとも言われる点が「コスパの良さ」でしょう。

できるだけ費用を掛けずに、測量士補資格を取得したい方も多いのではないでしょうか。

通信講座や通学などは、数万円~数十万円程の受講料金を必要とするため、負担費用が教材費のみである独学との差は歴然です。

費用を押さえた上で、測量士補試験に合格できれば、さらに大きな喜びを感じるでしょう。

独学は、資格取得にあまりお金を掛けたくない方にとって、コスパ削減の最良策と言えます。

学習スケジュールを自由に立てられる

自身で自由に学習計画を立てられるのも、独学のメリットと言えるでしょう。

多忙を極める現代人は、毎日コンスタントに勉強時間を確保できないケースも多いため、自身の生活リズムに合わせた学習を望む方も多いのではないでしょうか。

一般的に、測量士補試験合格に必要な勉強時間は、200時間程度と言われています。

元々の知識量など個人差がありますが、測量知識ゼロからでも1日2~3時間の勉強で3ヶ月程度、1日1時間の勉強で6ヵ月程度が目安と考えておきましょう。

例年、5月中旬あたりに測量士補試験が実施されるため、年明け前から2月あたりに勉強を開始するなど、1日に充てられる勉強時間を考えた上で、試験日から逆算してスケジュールを立てると良いでしょう。

独学のデメリットは?

独学のデメリットもあわせて紹介していきます。

デメリットをしっかり理解し対策を取るなど、学習体制を整える必要があります。

質問する相手がいない

独学で学習を進めるデメリットの一つに「質問する相手がいない」点が挙げられます。

分からない問題に対して質問できる相手がいない場合、理解するまでに多くの時間を費やしてしまうため、挫折を招く原因となりかねません。

こうした点から独学は、自分自身で問題を解決しなければならず、常に挫折と隣り合わせと言っても過言ではないでしょう。

そのため、分からない用語や問題をどのように理解すべきか、自身でフォロー体制を整える必要があります。

テキストや問題集の解説ページなどを使い、着実に理解を深める努力と根気が、よりいっそう求められるでしょう。

教材選びが難しい

測量士補試験は、国家試験の中でもマニアックな試験であるため、書店などで取り扱う教材は少ない傾向にあります。

さらにその中で、自分に適した教材を探すのは困難であると言えるでしょう。

独学で測量士補試験合格を狙うためには、良質な教材選びは欠かせず、教材の良し悪しで合否が分かれると言っても過言ではありません。

そのため、教材購入前に、使い勝手や内容をしっかり確認しておく必要があります。

テキストや問題集は、解説が丁寧で分かりやすいもの、試験対策が万全なものを選ぶと良いでしょう。

計算問題が難しい

測量士補試験は、大別すると文章問題と計算問題から構成されています。

28問中10問近く(約30%)は計算問題が出題されるため、数学が苦手な方や、長らく数学から離れ、公式を忘れてしまった方にとっては難しく感じるかもしれません。

独学で、座標法の計算や最安値、多角測量における手薄の較差計算などを一から理解するには多くの時間を費やします。

計算を日々の習慣にすること、集中的に取り組む日を作るなど、計算が苦手な方は特に意識して行うと良いでしょう。

計算自体は高校生レベルの数学が要求されますが、パターン化されているため、一度理解できれば、スムーズに解けるようになるでしょう。

おすすめの測量士補勉強法

測量士補におすすめの勉強法を紹介していきます。

過去問を繰り返す

測量士補試験において、過去問のやり込みはとても大切であり、むしろ「過去問だけで合格を目指せる」とも言われるほど重要な行程と言えます。

出題傾向を一通り把握するためにも、過去問は10年分ほど繰り返すと良いでしょう。

苦手な問題は、改めてテキストに戻り知識を入れ直すなど、過去問を中心とした勉強法なら、自身の弱点を集中的に強化できて効率的です。

測量士補試験はインプットも大切ですが、過去問によるアウトプットがさらに重要となる試験です。

一問でも多く過去問を解くことで、着実に点数を獲得できる実力が身に付いていくでしょう。

スキマ時間を上手く活用する

測量士補を受験される方の中には、仕事をしながら勉強に励んでいる方もいらっしゃるでしょう。

忙しい日々を送る中で、勉強時間がなかなか捻出できず悩んでいる方も多いかもしれません。

そうした場合は、一度に長時間の勉強時間を確保しようとせず、移動時間や休憩時間など短時間でも良いので、スキマ時間を上手く利用してみましょう。

「移動時間の15分間、動画アプリを観てみよう」「休憩時間に過去問を5問だけ解いてみよう」など、毎日何となく過ごしている生活の中で、勉強に充てられる時間は意外に見つけやすいでしょう。

測量士補試験は、ある程度まとまった学習時間を必要としますが、まずは少しでも勉強を継続し、習慣化することを目標にしてみませんか。

通信講座を利用する

測量士補を初めて勉強する方や、勉強のやり方に不安がある方におすすめするのが「通信講座」です。

通信講座なら、合格に向けた学習カリキュラムが組まれ、質の高いテキストや問題集が用意されているため、初心者でも安心して勉強に取り組めるでしょう。

分からない問題もしっかりフォローしてもらえるため、独学に比べて挫折しにくいと言えます。

初心者のみならず、できるだけ早く確実に資格取得したい方にとっても、通信講座は効率良く合格を目指せるスキルを提供してくれるでしょう。

測量士補試験にチャレンジするにあたり、通信講座も一つの有効手段として頭に入れておくこと良いでしょう。

独学サイトを参考にする

実際に、測量士補試験に独学で合格した方の情報を参考にするのも良いでしょう。

独学は、教材選びからフォロー体制まで全て自己完結しなければならないため、常に情報収集が欠かせません。

そのため、同じように、独学で測量士補試験に挑んだ方が発信しているブログなどは、非常に有益な情報となるでしょう。

フォロー体制のない独学は、他の勉強法に比べて挫折しやすいため、こうした成功体験を参考にすれば一人ではないという意識が生まれ、勉強に対するモチベーションも高められるでしょう。

やみくもに独学を始めるのではなく、同じ体験をした方のやり方を参考に、あなたにあった勉強法が見つかれば、より効率的に独学を進めていけるのではないでしょうか。

測量士補の勉強におすすめテキスト・過去問

測量士補の勉強におすすめの、テキストや問題集を紹介していきます。

やさしく学ぶ測量士補試験合格テキスト/オーム社

測量士補試験の定番本である本書は、受験対策書として「ポイントを絞った丁寧な解説」をコンセプトにした「やさしく学ぶ 測量士補試験 合格テキスト」の改正版となります。

今回の改訂では、旧版の付録にあった「必要な数学知識のまとめ」を新たに「計算の基礎知識」の章として内容を増強し、測量士補試験の問題を解く際に必要な数学を丁寧に解説しているため、数学が苦手な方には非常におすすめできる1冊です。

さらに今回から2色刷りになっており、見やすく覚えやすい工夫が施されています。

また、令和2年改正の「作業規則の準則」に対応した内容となっており、最新テキストで安心して測量士補試験対策ができるでしょう。

測量士補合格ガイド/翔泳社

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本書は、出題範囲をコンパクトにまとめ、新観測方式など最新の出題傾向にも完全対応しており、非常に心強い1冊となっています。

基礎編では、受験に必須となる単位や数学、測量機器について詳しく説明しているため、初めて測量士補を学ぶ方にも最適です。

実践編では、出題頻度高いテーマを厳選した解説と問題で、より深く合格力を養えるでしょう。

また、学習効果を計る確認問題は、本試験に出題されやすい問題を厳選して、単元ごとに掲載しています。

測量士補試験を知り尽くした講師による執筆と、読みやすい2色刷りで、分かりやすさと合格に必要な知識を盛り込んでいるため、測量士補試験を志す方には欠かせないテキストと言えるでしょう。

過去問ドットコム

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過去問ドットコムとは、パソコンとスマホから、過去問題や予想問題を1問1答形式で解答できる学習アプリケーションです。

全問正解するまでランダムに過去問を解き続けられる「ランダム出題機能」や、予想問題を解いて合格の可能性を判定する「模試出題機能」があります。

また、過去問を解く中でメモしておきたい事柄が出てきた場合は、付箋メモとして自分だけが見られる形で画面上に保存可能です。

これらの機能を、過去問ドットコムは全て無料で利用できるため、お金を掛けずに合格に向けてじっくり力を付けられます。

繰り返し過去問を解き、過去問を脳に焼き付けることで、測量士補試験の合格がかなり近いものとなるでしょう。

測量士補過去問280 令和4年度版/建築資料研究社

日建学院の教材は、試験を知り尽くした講師陣が試験の出題内容を徹底的に分析し、要項目を分かりやすく解説しているため、初心者でもしっかり理解を深められるでしょう。

「測量士補 過去問280」は、平成24年度から令和3年度まで、過去10年間分の全問題を、分野別・項目別に分類した過去問題集です。

苦手な分野・項目について集中的に問題を解くことで、弱点をしっかり克服できます

10年分の過去問を繰り返すと良いとされる測量士補試験において、本書は弱点強化もしやすい、万能な過去問題集と言えるのでしょう。

まとめ

測量士補試験は、独学でもやり方次第で、十分合格を狙える国家資格です。

独学を開始する前に、あなたに合った勉強法を見つけることが、測量士補試験合格のために必要な一歩となるでしょう。

本記事で紹介した「過去問を中心とした勉強法」「スキマ時間を上手く使う」など、効率良く知識を習得できる方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。

測量士補を初めて学ぶ方や、できるだけ最短で合格を目指したい方は「通信講座」を利用するのも良策と言えます。

通信講座では、あらかじめ学習カリキュラムが構成されているため、独学に自信がない方でも安心して勉強に取り組めるでしょう。

あなたの生活スタイルや、目指す合格までの日数から、あなたに合った勉強法を見つけ、測量士補試験合格を目指しましょう。

徳永浩光

キャリアコンサルタントの国家資格を所有しています。実際に資格取得で役に立った情報をお届けしていきますので、これから資格取得を考えているあなたの手助けができれば幸いです。
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