車検は車を安全に走行させるために法律で定められた整備点検です。そんな車検の検査項目はきちんと定められているため、どの車検業者で受けても同じ点検を行います！
点検内容を事前に確認してセルフチェックを行うことで、無駄な出費や時間を減らすことができるでしょう！
今回は車検の検査項目をひとつづつ詳しく解説していきます。
スムーズに車検が済ませられるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね！

外観や内装に関する車検項目

車検の検査項目は様々ですが、まずはガラス、同一性、タイヤ、メーターパネル、内装といった、目視で確認できる「外装・内装」についてご紹介していきます！
どのような内容なのか詳しくみていきましょう！

ガラスの確認

フロントガラス、リアガラス、サイドガラスといった車のガラスにヒビが入っていないか、割れていないかという検査項目です。
ひび、割れがある場合、走行中にガラスが破損してしまう可能性が高く、非常に危険と言えます。
また、ガラスの透過率が70％未満の場合も、視界が悪く危険ということになり車検落ちしてしまいます。
ガラスにフィルムを取り付けたい方は、透過率が70％以上のフィルムを取り付けるようにしましょう！

車と車検証の同一性

車検を行う際には、車の情報と車検証が一致しているかを確認します。
エンジンに刻印されている車体番号などが主な車の情報になりますので、一度確認してみてください！

タイヤ状態の確認

タイヤの溝が減っている、亀裂が入っている、コードが露出している等、状態の劣化が進んでいる場合は走行時の事故に繋がる危険性が非常に高いです！
タイヤ溝に関しては、溝が1.6mm未満で、スリップサインが出ている場合は交換が必要になりますので、必ず事前確認を行いましょう！

各種メーターパネルの確認

メーターパネルには、スピードメーターやタコメーターの他に、シートベルト警告灯やエアバック警告灯など、車の異常を知らせる警告灯も車検の検査対象になります！
点灯しなければならない警告灯が表示されないなどの異常がある場合は車検が通りませんので、速やかに修理を行うようにしましょう！

室内灯やシートベルト等の内装確認

「室内灯が正常に点灯するか」「シートベルトが破損していないか」「ヘッドレストが取り付けられているか」「発煙筒の有効期限が過ぎていないか」等の内装に関する検査を行います！
これらは目視で簡単に確認できますので、チェックしてみてください！

動作や外回りに関する車検項目

次は車の設備、ワイパー・ウインドウォッシャー・ライト・マフラー・ステアリング・シャフトといった動作や外回りに関する項目になります。
これらの項目も簡単にセルフチェックできるので、車検前に確認することをおすすめします！
早速詳しい内容をみていきましょう！

ワイパーの動作確認

ワイパーが折れている、ワイパーゴムが劣化しているなどの問題がある場合、雨や雪が降った際に車の運転に危険を及ぼす可能性が非常に高いです！
もちろん、正常に作動しない場合も事故につながってしまうので、車検が通らなくなってしまいます。車検前には動作確認、ワイパーブレードやゴムの交換などを済ませておきましょう！

ウインドウォッシャーの確認

ガラスが汚れた際、視界を確保する為に使用するウインドウォッシャーが正常に噴出されるか、ウインドウォッシャー液が切れていないかなども検査対象になります。
これらも簡単にセルフチェックができるので車検前には確認しておきましょう！

ライト（灯火装置）の確認

ライトとは、ヘッドライト、テールライト、ウィンカー、クリアランスランプ、ブレーキランプのことを指します！これらが正常に作動しているか、光量が基準（6,400カンデラ以上）を満たしているかなどの検査項目になります。

マフラーの確認

マフラーは音や位置、触媒に関する検査を行います。
特に音量に関しては騒音により社会問題になった過去があるため、厳しくチェックされると考えてください！
2010年4月1日以降に生産された車の場合、普通車であれば96db以下、軽自動車は97db以下が基準値となっています。

ステアリングラックブーツの確認

ステアリングラックブーツはタイヤとハンドルをつなぐ「タイロッド」を保護するパーツです。破損や亀裂が入ったりすると、路面からの水分や砂利が中に侵入し、ハンドルの操作に支障が出てしまい事故の原因となる恐れがあります！

ドライブシャフトブーツの確認

ドライブシャフトブーツは、エンジンとタイヤをつなぐ細長いドライブシャフトというパーツの連結部分から、グリスが外に飛び散らないように保護するためのカバーです。
ドライブシャフトブーツが破損すると、グリスの飛散や異音が発生し、運転に大きな支障をきたしてしまうので注意しましょう！

その他ブレーキなどに関する車検項目

次は、車の走行に大きな影響を及ぼすサイドスリップ・ブレーキ・排気ガス濃度・スピードメーターに関する項目です。
これらももちろん決められた基準があり、クリアしなければ車検は通りません！
しっかりと事前に点検し、問題がないことを確認してから車検を受けましょう！

サイドスリップ検査

サイドスリップ検査とは、「ハンドルをまっすぐにした状態で走行した場合に、どれだけ左右へのズレが発生するのか」を確認する検査で、走行1mにつき5mm以上のズレが発生してしまうと不合格になってしまいます！
タイヤの劣化や下回りの破損によりズレが発生してしまいますので事前のチェックをおすすめします！

ブレーキの効き具合の確認

ブレーキの検査は、フロント・リアブレーキ、パーキングブレーキ、サイドブレーキといった全てのブレーキが検査項目になり、正常にブレーキが効くかのチェックを行います！
ブレーキパッドやブレーキフルードに異常がある場合にブレーキの効きが悪くなるケースが多く、重大な事故につながりかねません。
異常がある場合は速やかに修理を行いましょう！

排気ガス濃度の確認

排気ガス検査はエコを目的とした項目となり、車から排出される排気ガス中の一酸化炭素濃度が1%以下、炭化水素濃度が500ppm以下でなければ不合格になってしまいます！
スパークプラグの落下や故障により排気ガス濃度が高くなってしまうケースが多いので、異常がある場合は交換しましょう！

スピードメーターの精度確認

スピードメーターの検査は、実際のスピードとメーターの表示速度の誤差（±時速10㎞以内）が基準以内であるかの確認です。
タイヤの摩耗や空気圧によって誤差が大きくなる傾向があるので、車検前にはタイヤのチェックが必須になります！

車検の検査項目に関するよくある6つの質問

ここでは車検の検査項目に関するよくある6つの質問をまとめてみました！ぜひ参考にしてみてください！

Q1:車検の検査項目はどの車検業者でも一緒なの？

A:車検の検査項目は法令で定められた項目になりますので、どの車検業者でも内容は一緒です！もちろんユーザー車検を行う際も同様の検査項目をクリアする必要があります。

Q2:検査項目は一緒だけど、車検業者によって車検費用は変わるの？

A:重量税や自賠責保険料といった「法定費用」は車毎に決められているため費用は変わりませんが、整備費用やパーツ代といった「車検基本料」は車検業者によって大きく異なります！
「費用を抑えたい」「高品質な車検を受けたい」「スピーディーに終わらせたい」等の、みなさまそれぞれの希望に合わせて車検業者選びを行うのがベストですが、そこでおすすめなのが楽天Car車検です！
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Q3:車検の検査項目に通らないとどうなるの？

A:車検の検査項目に通らないと、いわゆる「車検落ち」になり、最悪車検切れになってしまいます！ギリギリの時期に車検を受けるのではなく、1ヶ月前に車検が受けられるよう、余裕を持った行動が大切です！

Q4:車検落ちした状態でも車は運転できるの？

A:車検切れになった車での公道の走行は​​道路運送車両法違反となり、厳しい罰則を受けることになります！
車検満了日が過ぎた状態で運転をしてしまうと、違反行為になりますので注意しましょう。もちろん車検切れの車を運転して車検業者に引き渡すのも違反です！

ただし、自宅などの私有地での走行や車を保管することは違反にはなりません。

Q5:バッテリーの検査はあるの？

A:車検の点検項目にはバッテリーも含まれており、実際にチェックされるポイントは、「振動や衝撃によって移動したり損傷したりしないか」「バッテリー本体が適切に絶縁されているか」という2点になります！
バッテリーがきちんと固定されていて、絶縁物で覆われていれば、バッテリーの劣化や容量問わずに古いバッテリーでも車検に通るケースが多いです！

Q6:バッテリーを交換するタイミングは？

A:バッテリーはあくまで消耗品なので、定期的な交換をおすすめします！
交換時期については「電圧が低下している」「ヘッドライト光量が低下している」「エンジンがかかりにくい」「バッテリー液が濁っている」「バッテリー上がりの症状が発生した」といった異常がみられた場合、交換の目安と考えてください！

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車検の検査項目について解説してきましたがいかがでしたか？
各点検項目をクリアすることで無事車検を終える事ができますが、スムーズに車検を終わらせる為にはやはり事前のセルフチェックが重要になります！
しかし、全ての項目を自分で確認するのはなかなか難しいので、車検時にパーツ交換等が発生するのはどうしてもよくあるケースです。

そんな時に、「高品質な部品を使いたい！」「とにかく安く済ませたい！」等、自分のニーズにあったパーツに交換してもらえるのかが気になるところです。
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