車検は、車を安全に使うために法令で義務付けられている定期点検です。そんな車検の期限を意味するのがいわゆる「車検満了日」となり、車種や車を購入したタイミングなどにより車検満了日は異なります！
これから車検を受けようとしている人の中には、「車検満了日をすぎるとどうなるの？」「うっかり車検満了日を過ぎてしまったらどうすればいいの？」「自分の車の車検満了日ってどうやって確認するの？」といった疑問や悩みを抱えている方もいると思います。
そこで本記事では車検満了日を忘れてしまった場合のリスクや確認方法、対処法を詳しく解説していきます！ぜひ最後までご覧ください！

車検満了日を忘れるとどんなリスクがあるの？

満了日ギリギリに車検を受けて交換パーツが間に合わなかったり、車検満了日をすっかり忘れていて困ってしまった！という声をよく耳にしますが、車検満了日を過ぎた車はいわゆる「車検切れ」状態になってしまいます！
車検切れになった車で公道を運転してしまうと法令違反になってしまい、厳しい罰則を受けなければなりません！
こちらの項目では罰則の内容やその他の自賠責保険に関する注意点を詳しく解説していきます！

車検満了日を過ぎた車は公道を走れない

車検切れになった車での公道の走行は​​道路運送車両法違反となり、厳しい罰則を受けることになってしまいます。
車検満了日が過ぎていることに気づき、慌ててその車で車検業者へ向かって運転をしてしまうと違反行為になりますので注意しましょう！
ただし、自宅などの私有地での走行や車を保管するということは違反にはなりません。

満了日を過ぎた車で公道を走った場合の罰則

車検切れで公道を走行すると、道路運送車両法により６カ月以下の懲役又は３０万円以下の罰金、違反点数6点が課せられてしまいます！
同時に自賠責保険切れを起こしていたり、車検切れの状態で事故や信号無視といった違反行為をしてしまうとさらに厳しい罰則を受けます。
国土交通省ホームページに違反車両の通報フォームが設置されています。法律違反は厳禁です！

自賠責保険も無効になっている可能性が高い

自賠責保険とは、車を所有する全ての人に加入が義務付けられている強制保険のことを言い、車検を受ける際に次回満了日までの期間の保険料を支払うのが一般的です。
つまり、車検切れになってしまうと自賠責保険期間も切れているケースがほとんどということになります！

車検切れの車でも自動車税は発生する！

自動車税は毎年4月1日時点での車の所有者に対して課せられ、車両の抹消登録をしないと
車検切れの車でも課税対象のままなので注意が必要です。車を所有する必要がない場合は早めの売却や廃車という手段をとることをおすすめします！

車検満了日を確認する3つの簡単な方法

車検満了日をうっかり忘れて車検切れにならないよう、定期的に自分の車の車検満了日を確認して余裕を持った車検の準備を進めることが必要になります！

• ​​車検証（自動車検査証）を確認
• 検査標章（フロントガラスの車検シール）を見て確認する
• 車を購入した店舗に問い合わせる

これらの方法で自分の車の車検満了日は簡単に確認できるので、早速チェックしてみましょう！

車検証（自動車検査証）を確認

車検証は、車が車検検査項目に合格し安全な状態であることを証明する書類で、公道を走る際の携帯が法律で義務付けられています。車検の際にも必要になる書類なので無くさないよう大切に保管することをおすすめします！大抵の場合、黒い冊子に挟まっていて、ダッシュボードに保管している方が多いので一度確認してみましょう！

検査標章（フロントガラスの車検シール）を見て確認する

車検標章はフロントガラスに貼り付けられているシールで、運転席から車検満了日の目視確認が可能です！

車を購入した店舗に問い合わせる

どうしても自分で確認するのが難しい方は、車を購入したカーディーラーに車検満了日を問い合わせてみましょう！契約者名、車種等を伝えればすぐに確認してくれますのでぜひ試してみてください！

車検満了日までの期限はどれくらいなの？

車検期間は、車種と新車登録年数、使用目的によってそれぞれ変わります。
車によってどのように満了日期限が異なるのか詳しくみていきましょう！

初回車検3年、以降2年間隔のケース

新車を購入してから3年後に車検を受ける車種は、自家用乗用車（普通・小型）と自家用軽自動車です。この2車種は新車登録から最初の車検までは3年間、それ以降は2年ごとに検査を受けることになります！

初回車検が1年または2年のケース

初回車検が1年または2年になってしまう車種については、自家用貨物自動車か自家用軽貨物自動車に分類されます。これは商業目的で車を使用する際の仕入れや配送目的で使う車のことを指しています！代表的なのは軽ボンネットバンや軽トラックなどです。

事業用貨物自動車は、タクシーのような人の送迎や宅急便のような荷物の配送になります。

いつ車検を受けるのがおすすめ？満了日が分かったら車検を受けよう！

自身の車の車検満了日を確認したら、実際に車検を受ける流れになると思いますが、ズバリ、おすすめなのは車検満了日の1ヶ月前です！それより早いタイミングで車検を受けてしまうと損になってしまう可能性が高いです！

どうしても早めに車検を受けたい方にはおすすめの方法があります。ここでは車検を受けるタイミングについて詳しくご紹介していきますので早速みていきましょう！

車検満了日の1ヶ月前がおすすめ

車検は、満了日から1ヶ月以内の期間に受けると次回の車検満了日が同じになります！つまり、1ヶ月前であろうと満了日ギリギリであろうと次回車検までの期間が変わりません。
満了日ギリギリに受けた場合、スケジュールミスや部品の取り寄せといったリスクが発生し、最悪車検切れになってしまうケースもあります。

1ヶ月前ならそのようなリスクを回避して余裕を持った車検を受けられるのでおすすめです！

車検を早く受けすぎると損をしてしまうかも

仮に満了日の3ヶ月前に車検を受けたとした場合、次回の車検満了日も3ヶ月前倒しになってしまいます！

良い例	車検満了日12月1日→11月1日に車検を受けることで次回満了日は24ヶ月後の12月1日
悪い例	車検満了日12月1日→9月1日に車検を受けることで次回満了日は24ヶ月後の9月1日

通常の2回目以降の車検期間は24ヶ月毎というケースが一般的ですが、上記ケースの場合は3ヶ月前倒しになってしまうので損と言えます！

どうしても早めに車検を受けたい場合は？

自身のスケジュールの都合上、どうしても早めに車検を受けたい場合は指定工場（指定自動車整備事業者）を利用する方法がおすすめです！指定工場が発行する「保安基準適合標章」（有効期間15日）を活用することで、特例が適用され45日前から車検を受けても上記のように次回満了日が前倒しになることはありません。
45日よりも前に車検を行うと、次回の車検満了日が前倒しになってしまい非常に勿体ないです！

車検満了日ギリギリは車検切れのリスクがある

満了日ギリギリに車検を受けた場合、「どこの車検業者も混雑していて車検をなかなか受けられない」「部品交換が発生してしまいパーツ取り寄せに数日かかってしまう」といった車検切れになってしまう様々なリスクが考えられます。
満了日を確認し、余裕のある期間で車検の事前予約を行い、受けられるよう心がけましょう！
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車検満了日を過ぎてしまったらどうすればいいの？

うっかり車検満了日を過ぎてしまった！という方は、慌てずにこれからご紹介する

• レッカー移動を依頼する
• 仮ナンバー申請を行う

という方法を試してみてください！繰り返しになりますが、車検切れの状態で公道を運転するのは違反行為ですので絶対にやめましょう。

車検業者にレッカー移動を依頼する

一番簡単なのは、車検業者に「車検切れになってしまったので車を移動して欲しい」という旨を伝えて、自宅までレッカーで引き取りに来てもらう方法です！
引き取ってもらった車はそのまま車検業者に移動され車検を行うことができます！
レッカー移動費用が発生するケースがほとんどですが、無償で引き受けてくれる車検業者もあります。

区市役所、役場で仮ナンバー申請を行う

お住まいの地域の区市役所、役場で行政申請することで取得できる仮ナンバーを利用して公道を走行することが可能です。
申請の際は、運転免許証、認印、自動車検査証（車検証）、自賠責保険証、手数料（700～800円ほど）が必要になります！
仮ナンバーの有効期間は5日間なので、申請の前に車検予約をするといった事前準備を怠らないようにしましょう！

車検満了日当日ならまだ間に合うかも！？

車検満了日前であれば公道の走行は違反にはなりません。満了日当日に車検のことを思い出せば、なんとか車検切れを回避できるチャンスがあります！
しかし、先ほども話したように当日に直接店舗に出向いて断られてしまうなどといったケースがあります。
そうならない為に「楽天Car車検」で自宅付近の車検業者探しをおすすめします！
web予約が簡単に行えるので、空いている車検業者をスピーディーに探すこともできちゃいます！車検業者選びに悩んでいる方はぜひチェックしてみましょう！

車検の事前予約をしよう！車検が受けられる業者と特徴をご紹介！

車検が受けられる業者は、車検専門店、ガソリンスタンド、カー用品店、といった一般車検業者とカーディーラーに分類されます。ここではそれぞれの車検業者の特徴をご紹介していきます！

車検専門店（代表例：コバック、車検館）

車検専門店はスピーディー・低価格で車検が受けられる点が大きな特徴です！
もちろん高品質車検等の幅広いニーズにも対応しています。
各車検コースがわかりやすくプラン化されているため、はじめての車検でよくわからないという方も安心してコース選択ができる仕組みになっています。
ただし、車種によって車検ができない・必要最低限の点検のみという場合がありますので事前確認が必要になります！

ガソリンスタンド（代表例：エネオス車検、コスモ車検）

コスモ石油のコミっと車検やエネオスのDr.drive車検など、ガソリンスタンドが提供する車検で店舗数が多く、給油ついでに車検の相談や見積もりが受けることが可能です。24時間受付対応している場合があるので、日中は仕事等で忙しい方にもおすすめです！
また、車検基本料金を低価格に抑えていたり、洗車サービスや給油クーポンを付帯する特典が多い傾向があり、車検費用が還元されるようなお得感があります！
ただし、店舗によって対応可能車種や代車の有無といったサービスの内容が異なることが多いので事前確認が必要になります！

カー用品店（代表例：オートバックス、イエローハット、オートアールズ）

イエローハットやオートバックスといったカー用品店でも車検を受けることができます！
カー用品店の最大の特徴は、店舗に豊富な部品を取り揃えており好きな部品を自由に選べるという大きなメリットがあります。
質の良い部品を使いたい・できるだけ費用を抑えたい等のニーズに幅広く対応しているので相談しながら整備内容を決められる安心感がありますね。
ただし、タイヤ交換時期等の繁忙期は混雑が予想されるので事前予約が必須です！

カーディーラー（代表例：トヨタ、ホンダ、日産等）

こちらは新車購入時に利用した店舗での車検になります！
車検内容についても、点検項目が多く純正部品を使用した整備点検による高い品質の車検が受けられるという大きなメリットがあり、安心して車に乗りたい人にはおすすめと言えます！
しかし、高品質の作業を行うための車検基本料金、純正部品を使用した整備になるため費用が高くなってしまう傾向があります。自分の予算を想定して車検業者選びの参考にしてみてください！

車検満了日をしっかり確認して、車検切れのリスクを避けよう！

ここまで車検満了日について解説してきましたが、最後におさらいしていきましょう！

• 車検満了日をすぎると「車検切れ」になり、公道での運転ができなくなる
• 車検満了日は車検証、車検標章で確認しよう
• 車検期間は車種によって異なる！
• 車検満了日の1ヶ月前に車検を受けるのがおすすめ！
• 車検切れになってしまった車はレッカー移動、仮ナンバー申請をしよう
• 車検はさまざまな業者で受けることが可能！自分に合った業者選びをしよう

日頃から車検満了日をチェックし、適切なタイミングで車検予約をすることでスムーズに車検が受けられ予定が立てやすいです！
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