【体験談】洗濯蛇口、キッチン蛇口、シャワーからの水漏れトラブル

以前、築30年を超える賃貸アパートに住んでいたときのことです。
築30年以上とはいえ、フローリングや壁のクロスの張り替え、新型のインターフォンモニター等とてもきれいで、一見年期を感じさせない綺麗なお部屋でした。しかし、住み始めて1年も経たず、徐々にいくつかの場所から水漏れが始まりました。
今回は3箇所立て続けに起きた水漏れの体験談です。

【洗濯機の蛇口からの水漏れ】
初めは、洗濯機の蛇口部分からの水漏れでした。ある時洗濯機の蛇口部分が湿っており、何気なく洗濯機の裏側を見てみると、洗濯機パンに水が少々溜まっていました。それまで特に気にしてはいませんでしたが、よくよくチェックをしてみると、洗濯をする度にポツポツと水滴が垂れていたのです。

ただ、ほんの少しの事だったので、タオルを巻いて凌いでいました。しかし、そのタオルに漏れた水が溜まりきるとまたポツポツと始まりました。根本的な解決にはなってないとわかっていましたが、お金がかかってしまうと心配になり、行動できませんでした。

念の為、インターネットでも調べ、蛇口修理の相場は約5,000円から、高いもので18,000円位かかってしまう場合もあると知りました。
悩んだ末、住み始めてまだ日が浅かったので、まずは賃貸アパートの仲介業者に連絡をしました。

仲介業者の方に現状起きていることをお伝えしたところ、大家さんに報告してから折り返しご連絡しますと言われました。2、3日経った頃、大家さんから連絡がありました。
初めて大家さんとお話しをしましたが、親身になって対応してくださったので安心しました。大家さんの話によると、修理は大家さん指定の業者があるらしく、いつもそちらに頼んでいるようでした。

今回の修理もそちらにお願いするようで、業者さんからの折り返し連絡を待って下さいと言われました。その日のうちに業者の方から連絡がきました。ここで初めて修理の日程を決めることができました。

修理日はこちらの希望日時に合わせてもらい、修理日は仲介業者に連絡をしてから約2週間弱後。長いのか短いのかわかりませんが、今回の症状があまり深刻ではないこと、希望日時に合わせてもらったことを考えるとベストな修理日程だと感じました。

当日は30代前半の男性が対応してくださり、ほんの一瞬で作業は終わりました。
水漏れの原因は、壁から出ている洗濯機用の蛇口内にあるゴムパッキンの経年劣化だそうで、新しいものに交換していただきました。結果、水漏れもなくなり、逆に蛇口をひねるのが大変になるくらい頑丈になりました。

作業してくださった方の対応も丁寧で、最後に洗濯機蛇口アドバイスもいただきました。「いつ災害で水漏れ等起きるかわからないので、洗濯の度に洗濯機蛇口の開閉を心掛けた方がいいです」とのことでした。
一点何か気付きを上げるとすれば、靴や靴下がちょっと汚かった事でしょうか。可能な限りでいいので自宅に上がる時用の靴下等あると細かい配慮を感じます。

【お風呂のシャワーヘッドからの水漏れ】
次に起きた水漏れはお風呂場のシャワーヘッドからでした。こちらもある日お風呂場からピチャピチャと音がし始めたので調べてみると、お風呂使用後数時間はシャワーヘッドから水漏れがしていることが分かりました。
数時間経つと止まるので初めは気にしていませんでしたが、賃貸なので私の不注意で壊したと思われないように報告のみしようと思い連絡をしました。

今回は仲介業者にではなく、連絡先を知っていたので直接大家さんに連絡をしました。報告のつもりでしたが、修理していただけることになり、また大家さん指定の業者さんからの折り返し連絡を待ちました。2、3日後、業者さんから連絡が来て修理の日程を決めました。

こちらの業者さんは、電話対応専門の方ではなく、連絡はいつも職人さんから直接連絡をいただきました。職人さんと直接お話しができるので、状況説明や作業の段取りなどがスムーズなように感じました。
修理日は今回もこちらの希望日時に合わせてもらえましたし、連絡から1週間以内の修理でしたので助かりました。

来ていただいたのは50代くらいの男性作業員で、対応は可もなく不可もなくという感じです。経験豊富なベテランの職人さんという感じで、手際よく対応してくださいました。
修理時間は30分程度、修理内容は前回と違い、シャワーヘッドとホース両方とも総取り替えをしてくださいました。

高級品ではないことは素人の私にもわかる様なものでしたが、やはり新品に交換してもらえたことは本当に嬉しかったです。
取り外したシャワーヘッドとホースはそのまま段ボールに入れて持ち帰ってくださり、作業場所の周辺もきれいに清掃してくださったので、終わったあとはすぐに使える状態になりとても気持ちがよかったです。

【キッチンの蛇口からの水漏れ】
そして最後に、キッチンシンクの蛇口からの水漏れです。こちらの蛇口からも、使用後1～2時間はポタポタと水が漏れるようになってきました。
ここまで来ると水漏れ対応にも慣れていますので、すぐに大家さんに連絡→折り返し業者さんからの連絡待ち→日程調整、とお決まりの手順を取りました。

電話対応の業者さんも前回シャワーヘッドを交換してくださった方でしたので、話が早かったです。いつも通りこちらの希望日時に修理に来ていただきましたが、やはり土日は予定が一杯で混雑しているようでした。
幸い、平日休みがあったため、平日のお昼に来ていただくことができました。

今回の修理は一番時間がかかりました。理由は、当日業者さんが用意していた工具ではキッチンシンクの蛇口を止めている部分の形状に合わないということと、新しい蛇口の発注が必要になったからです。

新しい蛇口が届き次第の修理になるという事で、後日になりました。改めて日程調整をし、修理当日はいつもの業者さん一人で1時間ぐらいかかっていました。
今回も修理内容は蛇口を総取り替えしていただき、新品になりました。

ここまで料金のことに触れてきませんでしたが、私自身1円もお支払いしませんでした。
大家さんのお話では、今回の水漏れ3件は入居後1年以内に起こったということと、何より築年数の古い物件では設備の経年劣化によりこのようなトラブルが起こりやすくなっていることから、オーナー側の負担になることがほとんどだそうです。
よって、修理費用や部品代は全て大家さんが支払ってくださいました。

当初、「お金がかかるからやめよう」「少しの水漏れは我慢しよう」と思っていましたが、まずは仲介業者に相談をして正解でした。もし自分で修理業者に直接連絡してしまっていたら、すべての修理費用を自己負担していたかもしれません。今回の件で、賃貸であればまずは仲介業者や大家さんに相談するべきだということを学びました。
また、仲介業者や大家さんを通して業者手配をする流れだったので、修理日まで少し時間がかかったかなと感じます。今後は、何か不具合を感じたときやトラブルが起きたときには、なるべく早めに大家さんへ相談しようと思います。

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

※記事内で紹介した水道業者様は編集部が独自にリサーチを行い、料金や口コミ等、様々な情報を基に
順位付けをしております。