第97回アカデミー賞受賞作『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』のイスラエル監督チームによる最新作『NAZA ナザ』(公開中 配給:トランスフォーマー)のイメージフォーラムでの英語字幕つき上映が決定した。さらに、公開初日にシアター・イメージフォーラムで上映された質疑応答イベントの映像が拡大公開される運びとなった。
『NAZA ナザ』は、夜の暗闇の中、テルアビブのとある建物の屋上でイスラエル人ジャーナリストのユヴァル・アブラハームとラヘル・ショールがイスラエル軍の兵士や諜報員24名に極秘インタビューを行い、ガザで行われている民間人虐殺について「どのような指令を受けたのか?」「何をしたのか?」と証言を引き出していくドキュメンタリー。
ガザ地区の監視や遠隔攻撃に直接関与した経験を持つ証言者たちは、イスラエル当局に特定されれば報復を受ける危険があるため、匿名でインタビューに応え、その声や姿形には最新技術によるデジタル処理が施されている。彼らがどのようにして何万人もの民間人の殺害に加担したのか、なぜそれができてしまったのか——その背後にある、イスラエル国家が組織的に作り上げた<虐殺のシステム>が、ひとりひとりの言葉から浮かび上がる。
この度、シアター・イメージフォーラムでは英語字幕つきの上映が決定した。劇場、配給に英語字幕の要望が多数寄せられ、その声に応えるために日本語字幕+英語字幕版を急遽制作。「真実をひとりでも多くの人に届ける」という本作の趣旨に沿い、日本語話者ではない観客も同じスクリーンで鑑賞しやすい機会が設けられることとなった。上映期間は10月31日~11月6日で、16:45~の回での上映。11月6日以降も上映が継続されるかどうかは未定。
また、公開初日にシアター・イメージフォーラムで上映した、本作の監督ユヴァル・アブラハーム&ラヘル・ショール、製作総指揮を務めた『関心領域』(2023)の監督であるジョナサン・グレイザー、プロデューサーらの計5名による、映画制作の経緯や撮影背景、監督たちの決意を語るロンドンでの質疑応答イベントの録画映像が、好評をうけ他劇場でも上映されることが決定した。質疑応答イベントの録画映像つき上映は以下の劇場で実施される。上映の日程や回数など詳細は各劇場の公式サイトを参照いただきたい。
- 北海道:シアターキノ
- 宮城:フォーラム仙台
- 神奈川:横浜シネマリン
- 長野:長野相生座・ロキシー
- 静岡:静岡シネ・ギャラリー
- 大阪:第七藝術劇場
- 京都:京都シネマ
- 岡山:シネマ・クレール
■ストーリー
夜のテルアビブ、とある建物の屋上でイスラエル人ジャーナリストのユヴァル・アブラハームとラヘル・ショールは、イスラエル軍の兵士と諜報員24名に極秘インタビューを行った。ガザでの民間人殺害について、どのような指令を受けたのか。何をしたのか。ある者はデジタル化された遠隔攻撃を「事務作業のようなものだ」と語り、ある者は「食糧配給所に人が集まったところを撃った」と証言する。ひとりひとりの言葉から浮かび上がるのは、イスラエル国家が組織的に作り上げた、人間を人間としてみなさない<虐殺を可能にするシステム>だった。
■出演者
ユヴァル・アブラハーム
ラヘル・ショール
■スタッフ
監督:ユヴァル・アブラハーム&ラヘル・ショール
ⒸThe Guardian 2026
