ヤマハは、ヤマハギター発売60周年を記念した企画展「Yamaha Guitar 60th Anniversary at Shibuya」を、本日2026年10月5日から11月23日まで、同社ブランド発信拠点であるYamaha Sound Crossing Shibuya(以下、YSC渋谷)にて開催する。開催に先駆けて、プレス向けに内覧会が実施された。

  • ヤマハギター発売60周年を記念した企画展「Yamaha Guitar 60th Anniversary at Shibuya」が開催

    ヤマハギター発売60周年を記念した企画展「Yamaha Guitar 60th Anniversary at Shibuya」が開催

ヤマハは、1966年に独自設計のフォークギター「FG180」「FG150」を発売。以来、エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広いラインアップを展開するとともに、品質の向上と技術開発を重ねながら、多くのプレーヤーの音楽表現を支える製品を提供してきた。

本企画展では、「FG180」をはじめとするアコースティックギター、エレキギター、エレキベースの歴代モデルや、プロアーティストが実際にライブなどで使用している楽器を展示し、プレーヤーとともに理想の響きを追求しながら、時代ごとに新たな音・音楽を創り出してきた軌跡を紹介していく。また、独自技術「TransAcoustic(トランスアコースティック)」を搭載した最新モデルの試奏コーナーを設けるなど、演奏体験の機会も提供する。

  • 「FG150(1966年)」「FG180(1966年)」をはじめ、1950年代後半に製造された「ダイナミックギター」も展示

    「FG150(1966年)」「FG180(1966年)」をはじめ、1950年代後半に製造された「ダイナミックギター」も展示

アコースティックギターのコーナーでは、「FG150(1966年)」「FG180(1966年)」をはじめ、「FG1500(1971年)」「FG-450E(1974年)」「L-51(1975年)」「L-52(1975年)」「FG-400D(1980年)」「LL56 Custom ARE(2014年)」「FG9 60TH(2026年/60周年記念モデル)」に加え、1950年代後半に製造された「ダイナミックギター」も展示されている。「ダイナミックギター」は、60周年前史のモデルで、内覧会当日、スタッフに市販されたモデルなのかどうか訊いてみたところ、「定かでない」という返答が。資料もあまり残っていないようだが、「FG180」「FG150」以前に開発が進められていたことを示す貴重なモデルである。

  • エレクトリックギターの現行モデルコーナー

    エレクトリックギターの現行モデルコーナー

エレクトリックギター初号機「SG-3」

エレクトリックギター初号機「SG-3」

エレクトリックギターのコーナーでは、「SG-3(1966年)」「SF-700(1977年)」「SG-2000(1976年)」「PACIFICA USA2(1996年)」「SG-7AS(1996年)」「BJ-PRO(2000年)」「RSP20B 60TH(2026年/60周年記念モデル)」を展示。エレクトリックギター初号機「SG-3」は1974年発売の「SG175」に始まる「SGシリーズ」とはデザインが異なり、所謂「エレキブーム」で流行ったエレクトリックギターのデザインを踏襲したモデルである。

エレクトリックギターのコーナーは、現行モデルと、販売終了モデルとに分かれていて、現行モデルの「REVSTAR」シリーズや「PACIFICA」シリーズは試奏もできる。

また、エレクトリックベースの「BB-2000(1978年)」「TRB6II(1998年)」「SBV500(2000年)」「BBNE2(2001年)」も展示されている。

  • トランスアコースティックギターのコーナー

    トランスアコースティックギターのコーナー

「TransAcoustic(トランスアコースティック)」を搭載した最新モデルも試奏が可能。トランスアコースティックギターは、デジタル技術による機能を備えながら、発音はアコースティック楽器と同じ方式で行う独自技術「TransAcoustic」を搭載したアコースティックギター。ギター本体だけで、コーラスやリバーブなどエフェクトを加えた響きで演奏を楽しめるほか、内蔵ルーパーによる録音・再生など、さまざまな機能を体験できる。

「メンテナンスで変わる弾き心地体験」と題されたコーナー

「メンテナンスで変わる弾き心地体験」と題されたコーナー

「メンテナンスで変わる弾き心地体験」と題されたコーナーでは、良好な状態のエレクトリックギターと、調整が不足した状態のエレクトリックギターを弾き比べながら、コンディションによる弾き心地の違いを体感できる。調整不良のギターは、「順反り」が進行した状態になっており、良好な状態のものと比べると、弦高が高く感じられ、ピッチも上のポジションで弾くと気持ち怪しく思われた。ギターは使用環境や経年によりコンディションが変わり、演奏性に影響を及ぼすのだ。このコーナーでは、ヤマハが開発を進めているギターセットアップ計測技術を用いて、状態の異なる2本のギターの弦高を比較・可視化し、ギターを長く快適に楽しむために欠かせない定期的なメンテナンスの重要性をわかりやすく伝えてくれる。2本のギターの手にした感覚が、視覚化されているのであるが、データ化されたネックの状態を見てみると、こんなに反ってるのか、と実感できる。計測機器は写真で紹介されているだけだが、これは組み立て式になっていて、運搬が行えるそうだ。ただし、設置/設定が難しく、一般的なギターショップのリペアマンが使えるようになるのは、もう少し先の話となりそうだ。

  • アーティスト使用モデルの展示コーナー

    アーティスト使用モデルの展示コーナー

施設内、「STUDIO」と称されるコーナーでは、アーティスト使用モデルが展示される。プロミュージシャンがライブやレコーディングなどで実際に使用しているアコースティックギターやエレクトリックギター/ベースを間近で見られる。展示する楽器は期間ごとに入れ替えを行い、常時2本展示するとのことだったが、内覧会の日は、亀田誠治の「BB2024 SEIJI KAMEDA EDITION」と松本孝弘の「MG-M II G Prototype 1991」「MG-M III Custom Prototype 1993」の3本がショーケースに収まっていた。期間中、中島みゆき、大石昌良、MY FIRST STORYのShoとNobの使用モデルが展示予定とのことだが、一斉入れ替えということではないとのことなので、詳細は、特設サイトをチェックいただきたい。

  • アーティストコメントも掲出

    アーティストコメントも掲出

「EXPERIENCE」の奥、「STUDIO」の手前付近に設置されたディスプレイには、アーティストコメントが常時掲出される。国内外のプロアーティストからヤマハギター60周年に寄せられたコメントを、アーティスト写真とともに紹介するもので、一人ひとりの言葉を通じて、ヤマハギターが長年にわたり多くの演奏者とともに歩んできた軌跡を伝える。ビリー・シーン、クリス・バック、マッテオ・マンクーゾ、ネイザン・イースト、ヴィンセン・ガルシアのほか、日本のミュージシャンのコメントも紹介予定となっている。

  • バーチャル歌い手・白玖ウタノのパネルと使用しているアコースティックギター「FGX5」

    バーチャル歌い手・白玖ウタノのパネルと使用しているアコースティックギター「FGX5」

  • AKB48のバンドユニット「スクールバッグ計画」の奥本カイリ、福岡聖菜、大賀彩姫の等身大パネルと、彼女たちが愛用するモデルと同仕様のヤマハギター

    AKB48のバンドユニット「スクールバッグ計画」の奥本カイリ、福岡聖菜、大賀彩姫の等身大パネルと、彼女たちが愛用するモデルと同仕様のヤマハギター

「EXPERIENCE」のエリアでは、バーチャル歌い手・白玖ウタノのパネルと使用しているアコースティックギター「FGX5」と、AKB48のバンドユニット「スクールバッグ計画」の奥本カイリ、福岡聖菜、大賀彩姫の等身大パネルと、彼女たちが愛用するモデルと同仕様のヤマハギターを展示も行っている(「RSP20 MONNLIGHT BLUE」/奥本カイリ、「PACS+11S DESERT BURST」/福岡聖菜、「BB734A FIRED RED」/大賀彩姫)。

期間中は、「STAGE」エリアでヤマハギターを使用したライブイベントを開催する予定にもなっている。日程は以下の通り、スタート時間や参加方法などはYamaha Sound Crossing Shibuyaのサイトで告知するそうだ。

10月10日(土) 白玖ウタノ ACOUSTIC SPECIAL LIVE
10月17日(土) ぽっぷこーん☆ ライブ ポップ!ステップ!ショーホールへの道!
10月24日(土) 天野花 acoustic one-man live 「君と東京のまんなか」vol.2
11月14日(土) Shibuya Crossing Jam
11月15日(日) スタジオペンタ×ヤマハ Shibuya Sound Bridge
  • 「CAFE」エリアでは、ヤマハギター60周年記念ロゴのラテアートを施したカフェラテ(690円)を、期間限定で提供

    「CAFE」エリアでは、ヤマハギター60周年記念ロゴのラテアートを施したカフェラテ(690円)を、期間限定で提供

なお、「CAFE」エリアでは、ヤマハギター60周年記念ロゴのラテアートを施したカフェラテ(690円)を、期間限定で提供する。本企画展、参加は無料となっているが、このエリアのみ、飲料代がかかるのでご留意いただきたい。さらに、プレゼント企画も実施。開催期間中、YSC渋谷でアンケートに回答し、ハッシュタグ「#ヤマハギター60周年」を付けてSNS投稿した来場者に、ヤマハギター60周年記念ロゴ入りのピックをプレゼントする。こちらは数量限定、先着順となっているので、お早めの来場をお勧めする。