ヤマハは、ステージキーボードの新製品として、「CK76」を2026年10月30日に発売する。希望小売価格は143,000円。発売に先んじて、Yamaha Sound Crossing Shibuyaにて、記者発表会が行われ、AKB48のバンドユニット「スクールバッグ計画」のキーボード担当・新井彩永によるデモ演奏が披露された。

  • ヤマハ、ステージキーボード「CK76」を発表 - AKB48の新井彩永がデモ演奏を披露

    ヤマハ、ステージキーボード「CK76」を発表 - AKB48の新井彩永がデモ演奏を披露

ヤマハは、演奏性・可搬性に優れたライブパフォーマンス向け鍵盤楽器として、特徴的なサウンドで評価されたステージピアノ「CPシリーズ」や、オルガン音源・FM音源も搭載したステージキーボード「YCシリーズ」を展開している。2023年3月には両シリーズのエッセンスを受け継ぐ「CKシリーズ」を発売し、多くのプレーヤーから支持を得た。

  • ステージキーボード「CK76」

    ステージキーボード「CK76」

このたび発売する「CK76」は、CKシリーズ(61鍵盤と88鍵盤モデル)に新たに加わる76鍵盤のステージキーボードである。エレクトリックピアノの演奏にマッチするセミウェイテッドFSB鍵盤を採用し、バンドサウンドに必須とされる音色を重点的に網羅。直感的な操作で、素早くサウンドメイキングができるインターフェースも備えている。ヤマハ製のステージキーボードとして唯一、スピーカーを内蔵しているため、本体1台でマイクと接続して弾き語りをしたり、デバイスとBluetooth接続してオーディオを再生しながら演奏したりすることも可能。軽量ボディで可搬性にも優れ、電池でも駆動することから、ステージからストリートまで多彩なシーンで演奏を楽しめる。

音色は、プレミアムコンサートグランドピアノ「CFX」「S700」を含むアコースティックピアノと、現代の音楽シーンには欠かせない「ビンテージエレピ」や「FMエレピ」といったエレクトリックピアノはもちろんのこと、Organ Flute音源による「ビンテージオルガン」から「トランジスタオルガン」といったオルガンサウンド、さらにストリングスやブラス、ギターなど360種類以上を搭載する。

  • フロントパネル

    フロントパネル

ライブで使用する頻度の高い機能・コントローラーは全てフロントパネル上に配置し、ユーザーインターフェースには1つのコントローラーに1つの機能を割り当てる「One-to-One」スタイルを採用。これにより、パフォーマンス中であっても、音色設定(ライブセット)の切り替えだけでなく、サウンドメイキングを行うフィルターやエフェクトなどのコントロールを瞬時に操作できる。さらに、ビンテージオルガンのように好みのオルガンサウンドを作れるドローバーも搭載。プレーヤーが思い描く音楽表現をサポートする。

  • 電池8本で最大4.5時間使用可

    電池8本で最大4.5時間使用可

先述の通り、ステージキーボードシリーズとして唯一、ステレオスピーカー(6W+6W)を内蔵。これまでのように外部スピーカーを用意しなくてもすぐに演奏できる。また、本体とマイクを接続したり、Bluetoothでスマートフォンなどのデバイスと接続したりすれば、音響設備が整わない場所でも、弾き語りや再生音に合わせたパフォーマンスが行える。さらに、電池駆動にも対応しており、ケーブルレスで使用可能となっている。

  • オプションのソフトケース「SC-DE76」に格納したところ

    オプションのソフトケース「SC-DE76」に格納したところ

  • ソフトケース「SC-DE76」

    ソフトケース「SC-DE76」

可搬性にも優れ、76鍵モデルでYCシリーズやCPシリーズと比べても本体質量は6.7kgと抑えられている。オプション品(別売り)として、背負って持ち運べるバックパックタイプのストラップ付きソフトケース「SC-DE76」も用意。こちらの希望小売価格は15,400円。

  • リアパネル

    リアパネル

本製品の発売にあわせて、10月21日にCKシリーズの最新OS v2.0をリリースする。鍵盤を最大3つの演奏エリアに分割し、それぞれに異なる音色を自由に割り当てられる機能「Advanced Split Mode」を追加したほか、新音色「74 Rd Studio」「67 Rd Dark/Bright」「Wr Wide」も追加。これにより今まで以上に豊かな音色を使いながら、1台でより複雑なライブ演奏が可能となる。

  • 学生限定!キーボードケースプレゼント

    学生限定!キーボードケースプレゼント

なお、CKシリーズ購入者のうち、学生を対象に、専用ケースを提供するキャンペーンを実施する。2026年度に、中学校、高等学校、専修専門学校、短期大学、大学、大学院に在籍している学生が対象となる。対象購入期間は、2027年3月31日までで、申込期限は、2027年4月30日までとなっている。応募に際しては日付記載の購入証明(レシートなど)ならびに在学証明(学生証など)の写真、画面キャプチャ等のアップロード、製品本体記載のシリアルナンバーの登録が必要となる。

こちらは、CKシリーズ購入者にもれなくの形で、ライブセットサウンドパックをプレゼントするキャンペーンも実施。CKシリーズを購入後、Yamaha Music Connectに登録、および、会員サイト上で製品登録を行い、アンケートに回答することで応募できる。

  • AKB48のバンドユニット「スクールバッグ計画」のキーボード担当・新井彩永

    AKB48のバンドユニット「スクールバッグ計画」のキーボード担当・新井彩永

本製品の発売に先立って、Yamaha Sound Crossing Shibuyaにて、記者発表会が行われれ、AKB48のバンドユニット「スクールバッグ計画」のキーボード担当・新井彩永によるデモ演奏が披露された。

新井は、3歳の頃からヤマハ音楽教室に通い、ピアノを最初習い始めて、エレクトーンのクラスにも通っていたそうで、どちらも約13年間ぐらい続けていたとのこと。スクールバック計画でバンドとして演奏するのと、個人で弾く時の違いについて聞かれると、「ピアノを一人で演奏するのとバンド同士で演奏するのでは意識しないといけないことが大きく違っていて、一人で自分のペースで好きに弾くのがどっちかっていうと普段は多かったんですけど、バンドをやるってなると、みんなのサウンドを聞きながら一緒に合わせて演奏する意識だったり、あとは鍵盤のタッチもこう、ピアノとキーボードでまた大きく変わってきたりするので、そこが難しさもあり、面白さがあるなと感じています」と返答。

「CK76」を実際に弾いてみての感想は「いつも88鍵のピアノの上に2段でCK61の方を使わせていただいていて、オルガンの音色を使うことが多くて、結構軽いタッチがすごく弾きやすかったり、あと持ち運びにすごく便利なところで愛用させていただいているんですけど、今回新しく登場したCK76の方は、鍵盤数が増えたことで、幅広い音域で楽曲を演奏できたりとか、あとタッチも少し重みがあったり、CK61の軽いタッチも気に入ってたんですけど、ちょっとクラシカルな演奏の時とかにも、より役立つようなところが良さなのかなと思います」と、本体の軽さと、鍵盤の重さに魅力を感じているようだった。

発表会の最後には、AKB48のナンバー『ヘビーローテーション』をインストで披露。詰めかけたプレスを大いに沸かせた。

なお、Yamaha Sound Crossing Shibuyaでは、現在、ヤマハギター発売60周年を記念した企画展「Yamaha Guitar 60th Anniversary at Shibuya」が実施中なのだが、先行して展示されている「スクールバッグ計画」の奥本カイリ、福岡聖菜、大賀彩姫の等身大パネルと使用楽器に加え、新井の等身大パネルと「CK76」も追加展示される運びとなった。また、「CAFE」エリアでは、奥本、福岡、大賀、そして新井をモチーフにしたラテアートを施したカフェラテ(690円)を会期中の期間限定で提供している。