U-NEXTは、米NBCUniversalとの間で、日本における包括的かつ戦略的なパートナーシップを締結したことを発表した。
本パートナーシップは、映画・テレビシリーズの配信にとどまらず、NBCUniversalが運営するグローバル・ストリーミングブランドである「Universal+」の日本での展開、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)とのリアルな体験の創出、日本コンテンツのグローバル展開、共同マーケティング、さらには、USJの魅力や最新情報を映像で届ける、ライブ配信も含めた将来的なコンテンツコラボレーションの可能性も視野に入れたものである模様。
世界のエンターテイメント市場が、従来の「放送」「映画」「ストリーミング」といった個別の事業領域を超え、配信・リアル体験・ライブ・グローバル流通を横断するモデルへと変化する中、U-NEXTとNBCUniversalは、日本において新しいエンターテイメントモデルの構築を目指す。今回の提携を通じ、U-NEXTは日本国内の動画配信サービスという枠を超え、日本のコンテンツと世界の巨大なエンターテイメント市場をつなぐプラットフォームへの進化を加速していくとのことだ。
NBCUniversalは、放送・映画・ストリーミングからテーマパーク・コンシューマー体験事業まで幅広いポートフォリオを展開する総合メディア・エンターテイメント企業。2026年に開局100周年を迎えた米国を代表するネットワーク「NBC」をはじめ、米国最古の映画スタジオ「ユニバーサル・ピクチャーズ」、動画配信サービス「Peacock」、世界各地で没入感あふれるテーマパークを展開する「ユニバーサル・スタジオ」などを擁する。
一方、U-NEXTは、映画、ドラマ、アニメに加え、プレミアリーグをはじめとするスポーツ、音楽ライブ、電子書籍までをひとつのサービスで提供する、日本発の総合エンターテイメントプラットフォームへと成長してきた。国内定額制動画配信市場シェアではNetflixに次ぐシェア第2位(GEM Partners「動画配信(VOD)市場5年間予測(2026-2030年)レポート」)につけ、有料会員数は520万人を突破(2026年5月時点)している。また近年は、コンテンツの調達・配信にとどまらず、オリジナル作品の企画・制作、IP開発、ライブ制作、スポーツ中継制作、通信とのバンドルなど、エンターテイメントを起点とした事業領域を拡大している。
NBCUniversalは世界最高水準のコンテンツを制作し、それを映画・テレビ・ストリーミング事業を通じて世界中の視聴者に届けるとともに、テーマパークや多彩なエンターテイメント体験を通じて、その価値を最大化してきた。これはU-NEXTの戦略と合致していることから、この度U-NEXTとNBCUniversalは、以下の3つを軸に日本における戦略的パートナーシップを締結する運びとなった。
【1】「Universal+」を通じたプレミアムコンテンツの独占提供
NBCUniversalは、ユニバーサル・ピクチャーズ、フォーカス・フィーチャーズ、ドリームワークス・アニメーション、イルミネーション、ユニバーサル・スタジオ・グループ、Sky Studiosなど、世界有数のスタジオおよびコンテンツブランド群を擁し、幅広いジャンルにわたる魅力的なエンターテイメントを世界中の観客に提供している。また『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』『ミニオンズ』『ジュラシック・パーク』『ワイルド・スピード』など数々のヒットシリーズを生み出してきた。2026年は、クリストファー・ノーラン監督最新作『オデュッセイア』(9月11日公開)、巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督最新作『ディスクロージャー・デイ』(10月1日公開)など、注目作が控えている。また、テレビスタジオからは、『SUITS/スーツ』『HEROES/ヒーローズ』などの人気アーカイブシリーズに加え、"The Five Star Weekend"をはじめ、"Line of Fire"や"WAR"といった作品が控えている。
今回のパートナーシップにより、U-NEXTはNBCUniversalの豊富なコンテンツを集約したグローバル・ストリーミングブランド「Universal+」を日本において独占展開するプラットフォームとなる。NBCUniversalが保有する膨大な映画・ドラマのライブラリーがU-NEXTに集結するほか、来春以降は劇場公開から間もない最新映画や、NBCUniversalが制作する大型ドラマシリーズも順次独占配信していく。U-NEXTでの「Universal+」の展開は2026年10月より順次開始予定。
また、U-NEXTはNBCUniversalコンテンツの配信プラットフォームにとどまらず、映画のプロモーションや劇場公開から配信、ライブラリー作品の展開、さらにはユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)におけるリアルなエンターテイメント体験に至るまで、エンターテイメントの魅力全体をつなぐことで、U-NEXTとNBCUniversalは連携し、日本市場におけるNBCUniversalの世界最高水準のIP価値の最大化を目指す。
【2】ストリーミングからリアル体験へ。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとの連携でU-NEXTの会員価値の拡張
2026年に開業25周年を迎えたユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、人気コンテンツを活用した世界水準のエンターテイメント体験を提供する、日本を代表するテーマパークである。今回の提携により、USJが持つリアルな体験価値と、500万人を超えるU-NEXTの有料会員基盤を掛け合わせ、新たな顧客体験の創出を目指していく。さらに、
- 音楽ライブ、イベントなどの共同開発
- U-NEXT会員に限定した新たな体験・特典の提供
- USJスペシャル映像の企画・制作に向けた協議
など、新たなコンテンツやイベントの共同開発を進めるとともに、U-NEXT会員ならではの特別な体験や特典を創出することで、コンテンツの「視聴」にとどまらない、新たなエンターテイメント体験と会員価値の提供を目指す。
【3】U-NEXTから世界へ。NBCUniversalのグローバルネットワークを通じ、日本コンテンツの新たな海外展開
U-NEXTはNBCUniversalが米国で展開する「Peacock」および、中南米で展開する「Universal+」をはじめとする、グローバルな配信・パートナーネットワークとの連携を視野に、日本のTVドラマ、アニメ、映画、U-NEXTオリジナル作品などの海外展開を推進します。U-NEXTは日本コンテンツを世界へ届ける新たな流通拠点となることを目指す。
また、これまで培ってきた日本のテレビ局、映画会社、アニメスタジオ、クリエイターとの強固なネットワークを活かし、日本発コンテンツのグローバル展開を新たな成長領域として本格化する。NBCUniversalの海外戦略が拡大するタイミングでの連携は非常に魅力的であり、特に北米、中南米などの巨大市場への展開も含め、日本コンテンツの世界展開を加速させること、また、U-NEXTブランドの海外露出や認知向上についても両社で協議・推進していく。
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NBCUniversal TVディストリビューション&インターナショナル・ネットワークス&ダイレクト・トゥ・コンシューマー、アジア太平洋地域担当マネージング・ディレクター クリス・テイラー
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U-NEXT 代表取締役社長 堤天心
本パートナーシップに基づくUSJとの具体的な取り組み、NBCUniversal作品のラインナップ、日本コンテンツのグローバル展開、ユーザー向けキャンペーン、ライブ・イベントなどの新たな施策については、今秋以降、順次発表していく。
