『ハッチング -孵化-』で長編デビューを飾ったハンナ・ベルイホルム監督の最新作『ナイトボーン -夜哭-』(2026年8月28日公開 配給:NOROSHI、ギャガ)の新本編映像が公開となった。また、配給を手がけるギャガのアートハウス映画レーベル「NOROSHI」による無料宣材冊子"FUROKU"での特集と配布も決定している。
『ナイトボーン -夜哭-』は、理想の子育てを夢見る新婚の夫婦が恐怖に巻き込まれていくチャイルド・スリラー。第76回ベルリン国際映画祭コンペティション部門でワールドプレミア上映されると、「何一つとして型にはまらない予測不能な展開」「『ローズマリーの赤ちゃん』の再来」と観客・批評家ともに鮮烈な衝撃を与え会場を騒然とさせた。監督は、『ハッチング-孵化-』で、美しくもおぞましい世界観と独創的なストーリーテリングで注目を集めたハンナ・ベルイホルムが務める。
母親サーガを⻤気迫る怪演で体現したのは、『コンパートメント No.6』(2021)のセイディ・ハーラ。その夫ジョンを、『ハリー・ポッター』(1999〜2011)シリーズのルパート・グリントが演じる。
7月26日(日本時間)には、カナダ・モントリオールで開催された北米最大級のジャンル映画祭 「ファンタジア国際映画祭」にて最優秀作品賞であるシュバル・ノワール賞を受賞、さらには最優秀演技賞にセイディ・ハーラがその栄誉を手にし、W受賞の快挙を果たした。同映画祭の審査委員チームは「一瞬たりとも目を離せない緊張感が全編を貫き、ラストに待ち受ける感情は、ほろ苦くも美しい。微笑みを浮かべながら、胸の奥に深い切なさが残る。観終えたあとも長く心に留まり続けるだろう」と高く評価している。
この度、新たな本編映像が公開となった。映像では、待望の我が子の誕生を祝い、親族や友人たちが集うホームパーティーの様子が映し出される。しかし、祝福ムードとは裏腹に、会場中に響き渡る赤ん坊の異様な泣き声。ゆりかごをのぞき込んだ子どもは思わず「あの子、キモいよ」とつぶやき、大人たちからも「変わった赤ちゃんね」という声が漏れるなど、幸福であるはずの空間には少しずつ不穏な空気が漂い始める……。周囲の反応を目の当たりにしたサーガは、胸に抱いていた我が子への違和感を、ますます拭いきれなくなっていく。我が子をあやし続けるサーガ。すると、泣き止まない赤ん坊に呼応するように森がざわめき始め、不思議なことに赤ん坊は静かに泣き止む――。この地に茂る不気味な森と、生まれてきた我が子との繋がりを思わせる、含みのある仕上がりとなっている。
また、本作の世界観をより深く味わえる、ギャガのアートハウス映画レーベル「NOROSHI」による無料宣材冊子「FUROKU #4『ナイトボーン -夜哭- SPECIAL EDITION』」が、8月13日)より一部を除く公開劇場ほか関連施設にて順次配布・設置される。内容は、漫画家・イラストレーターの不吉霊二による本作にインスパイアされた描き下ろしの漫画とコラムをはじめ、作家・翻訳家である松田青子によるエッセイ・レビュー、映画評論家・映画監督の小林真里による作品レビュー、さらにハンナ・ベルイホルム監督のインタビューを収録。作品に流れる北欧神話や自然信仰、母としてのまなざしなど、『ナイトボーン -夜哭-』の魅力を多角的に読み解く一冊となっている。表紙や中面には、本作のポスタービジュアルや場面写真をコラージュしたデザインを採用。作品の不穏で幻想的な世界観をスタイリッシュに閉じ込めた、思わず手に取りたくなるビジュアルにも注目だ。A5サイズ・全12ページの本冊子は、一部を除く公開劇場および関連施設にて、なくなり次第終了となる。
■ストーリー
子供を望む新婚夫婦サーガ(セイディ・ハーラ)とジョン(ルパート・グリント)は、理想の子育てを夢見て、サーガの故郷であるフィンランドの森深い田舎町へと移り住む。北欧神話の気配が今なお息づく、神秘的な森に抱かれながら結ばれた二人は、やがて待望の子供を授かる。愛する夫と我が子との幸せな暮らし――サーガは、その未来を信じて疑わなかった。 あの産声を聞くまでは――。この子は、「何かがおかしい」……生まれた我が子に拭いきれない違和感を覚えるサーガ。不安は次第に恐怖へと姿を変え、やがて狂気へと暴走していく。そしてサーガが辿り着く、恐るべき真実とは――。
■出演者
サーガ:セイディ・ハーラ
ジョン:ルパート・グリント
■スタッフ
監督:ハンナ・ベルイホルム
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