Microsoftは9月30日(米国時間)、Windows 10向け更新プログラム「KB5005611」をプレビューリリースした。この更新プログラムはセキュリティに関わらない品質改善のためのアップデートで、Microsoft Outlookなどが突然クラッシュする問題、「ニュースや関心」のアイコンがぼやけて表示される問題など、品質に関わる多数の問題への対処が含まれている。

KB5005611のアップデートに関する詳細は次のサポートページにまとめられている。

更新内容のハイライトとして、次の項目が挙げられている。

  • 夏時間 (DST) の変更後にシステムクロックが1時間ずれる問題を修正
  • Microsoft Outlookなどのアプリケーションが突然停止する問題を修正
  • Microsoft Outlookアドインで「返信」を選択した後に入力ができなくなる問題を修正
  • 特定の画面解像度を使用していると「ニュースや関心」のアイコンがぼやけて表示される問題を修正
  • 「ニュースと関心」を無効にしていてもコンテキストメニューで「ニュースと関心」が表示される問題を修正
  • Cortanaやその他の音声アシスタントが録音する音声にノイズが生じる問題を修正
  • 再起動後にデバイスが動作しなくなる問題を修正
  • タスクバーが画面下部に表示されていないときにアプリにフォーカスが当たらずに入力できなくなる問題を修正

上記に加えて、このアップデートについて伝えたBetanewsの次の記事には、更新内容に関するより長いリストが掲載されている。

KB5005611はWindows 10バージョン2004、20H2、および21H1で利用することができる。ただし、現時点ではまだ早期公開のプレビュー版であることに留意する必要がある。アップデートを適用したい場合は、Windows Updateからオプションの更新プログラムとして手動でインストールする必要がある。

  • オプションの品質更新プログラム「KB5005611」

    オプションの品質更新プログラム「KB5005611」