NTTデータ、NTTデータ九州、NTTデータビジネスシステムズ、NTTデータ・ビズインテグラル、プロシップの5社は4月7日、日本国内で鉄道事業を行うグループ企業向けに「Biz∫(ビズインテグラル)鉄道ソリューション」を提供開始した。今後5年間で10グループへの導入を目指す。

  • ソリューションの全体図

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新ソリューションは、鉄道会計規則対応や工事竣工時の建設仮勘定精算などといった鉄道業固有の業務を、グループ共通となるコアERPの基盤を利用し、鉄道事業者に必要な機能を提供するという鉄道業特化型ソリューション。

鉄道事業者で運用中のモデルをベースにパッケージ化しており、導入時の負荷軽減のほか、AI-OCR(人工知能による光学文字認識)・RPAや文書管理ソリューションなどとの連携・使用により、リモートワークを前提とする新たな働き方の実現や効率的な経理業務の進展、グループ経営管理データの利用に寄与するという。

同ソリューションの導入により、百貨店やホテル事業など多角化経営を進めている鉄道業界特有の課題やITへの要求を満たし、ニューノーマル時代の新たな働き方や経営管理の高度化の実現を支援する。

なお同ソリューションは、NTTデータ・ビズインテグラルが開発・販売する大企業向けの疎結合型ERPパッケージソフトウエアである「Biz∫」を中核として構築しており、百貨店やホテル事業など多角化経営を行う鉄道業者グループに適する機能・オペレーションを実現したという。

また、総合資産管理ソリューションである「ProPlus」との連携により、工事竣工管理や法改正など鉄道事業者の固有要件に対応する資産管理を実現し、財務・管理双方の要件を満たしながら経営管理の質向上に寄与するとのこと。

同ソリューションはシステム基盤に「intra-mart」を採用したことで、環境の変化への対応が可能としている。同ソリューションにおける各者の役割は以下の通り。

  • 各者の役割