パナソニック システムソリューションズ ジャパン(パナソニック)とクマヒラは3月3日、顔認証技術を提供するパナソニックの「顔認証APIサービス」を活用し、シリンダー鍵などの物理的な鍵の管理を非接触な顔認証で実現する、顔認証・鍵管理サービスの事業化に向けて開発・製造・販売を共同で推進・開始することを発表した。
近年、オフィス・ビルにおいて電気錠・ICカードやスマートロック、生体認証などの普及によるキーレス化が進む一方で、非常時の対応用としては従来のシリンダー鍵などの物理的な鍵が使用され続けているという。また、コストや利便性の点からキーレス化に適さない鍵も多く存在し、鍵の厳正な管理が求められている。
クマヒラはこのような鍵の管理において鍵管理機を用いた「鍵管理システム」として提供することで自動化しているが、本人照合時間の短縮化および本人確認の厳正化、また「鍵の保管」・「利用者の制限」・「履歴の記録」といった管理の無人化が喫緊の課題となっているとのことだ。
今回、外部サービス(システム)との連携を可能にするパナソニックの「顔認証APIサービス」を活用し、クマヒラと共同で新たなサービスの事業化に向けて開発・製造・販売することで、これまで提供が困難な現場においても非接触かつストレスフリーな顔認証の利用の実現を目指すとしている。