福島県磐梯町とKDDIは12月21日、磐梯町のデジタル変革を共に推進し、5GやIoTなどの先端技術を活用した地域課題解決を目的とした包括的連携協定を締結した。磐梯町では「共創協働のまちづくり」を目指し、委員会のオンライン開催などデジタル変革を積極的に推進している一方、町民と職員のデジタルリテラシーの向上や業務のICT化における環境整備が求められている。両者は協定を通じて、KDDIの共創パートナー企業と連携を図りつつ、地域主体の地方創生を推進していく考えだ。

今回の協定締結により、(1)先端技術を活用した地域課題の解決、(2)遠隔教育によるイノベーション人財の育成、(3)共創の場と関係人口創出に取り組む。

先端技術を活用した地域課題の解決では5Gを活用した磐梯町庁内デジタル変革の支援、IoTを活用した鳥獣害対策の検討/推進、道路管理/除雪対策のICT化の検討/推進を行う。

遠隔教育によるイノベーション人財の育成に関しては、5Gを活用した遠隔教育プラットフォームの整備、自治体職員や次世代を担う地域人財のICT活用スキル向上を目的としたリカレント教育の提供、共創の場と関係人口創出を実施する。

共創の場と関係人口創出につちえは、磐梯町の事業共創拠点間に5Gネットワークの整備、遠隔地から磐梯町の取り組みに容易に参加できる「交流・共創の場」の醸成に取り組む。