NECソリューションイノベータは10月20日、企業で働く従業員の健康管理を支援する「NEC 健康管理支援サービス」の提供を2020年11月1日より開始すると発表した。

同サービスは、従業員の定期健康診断結果など健康管理に関するデータを一元管理し、組織単位で健康データを分析することで、従業員の健康づくりや健康管理スタッフによる健康管理・保健指導、組織の健康課題への取り組みを支援する。また、同社が提供する健康支援ソリューション「NEC 健診結果予測シミュレーション」、「メンタルヘルスケアサービス」との連携が可能で、身体と心の両面から従業員の健康管理が可能だ。

  • 「NEC 健康管理支援サービス」および連携サービス

同サービスは従業員の健康づくりを支援するために、「定期健康診断の結果の確認」、「健康管理スタッフからの保健指導や産業医の意見を確認」、「ストレスチェックの回答、結果確認」(「メンタルヘルスケアサービス」との連携により)、「定期健康診断結果から予測される将来の健康状態と生活改善策を確認」(「NEC 健診結果予測シミュレーション」との連携により)と、4つの機能が備わっている。

  • 健康診断結果の画面イメージ

従業員だけでなく職場管理者向けの機能として「保健指導や産業医からの部下に対する配慮事項を確認」も用意されている。具体的には、定期健康診断やその後の保健指導情報をデータ化し一元管理することで、健康管理スタッフの業務効率化やデータ分析を元にした保健指導を支援する。

  • 保健指導のスケジュール状況の画面イメージ

また同サービスは、収集したデータを組織単位で分析することが可能で、組織の健康課題を可視化し、例えば交代制の業務において身体面への負担を解消するために交代サイクルを変更するなど、健康課題の解決と生産性向上への取り組みに活用できる。

同サービスとその他連携サービスの販売価格は以下の通りで、同社は今後3年間で80,000IDの導入を目指している。

  • 同サービスとその他連携サービスの販売価格